古代のタヒチで製作された航海カヌーの帆が見つかりました

 さり気なくビッグニュースです。マニア的ビッグニュースなので、多分日本でこのニュースを読んでおったまげる人って少ないと思います。・・・3人くらいかな?

 大英博物館の倉庫から、ヨーロッパ人のタヒチ来航以前にタヒチで製作されたパンダヌス製の帆が2枚出てきたそうです。ラウハラってやつですね。パンダヌスを編んだもの。ホクレアにも付けてみたけどすぐに破けてしまったというあれですが、どうも古代の(ヨーロッパ人が来る前の)タヒチで実際に双胴の帆走カヌーか、あるいはもしかしたら遠洋航海カヌー用に作られたものなんじゃないかという代物。

 ごく一部の人間にとってはほんまもんのお宝ですよ。何たってその時代のポリネシアの航海カヌーの遺物といえば、フアヒネで篠遠先生が掘り当てた船体の残骸しか無かったはずなんですから。

 それが今回、帆が出てきた。つまり。どんな帆を使っていたかが判ってしまった。グレートです。

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