評論

書評・読書記録

54年くらい昔の常識で止まっているような俗流文学論が多すぎてもう

批評というものについての理解が1960年代以前の古き良き作家論や作品論の段階で止まっているような(しかし私よりかなり若い)小説家や編集者を発見するのに、さほどの苦労を要しないということに戸惑っている。 こないだ立教の文芸思想専修の先生と話し...
評論

時給416円で3ヶ月限定雇用の部下を最終決戦に帯同させるべきかという問題

おはようございます。 『竜が居ない国』、主人公パーティーはいよいよ最終決戦の地、マハラビエ市へと向かうことになります。 主人公ソルが先へ進む決断をする下りは、ファンタジー小説(や企業小説)ではあまり見られない思考の展開になっているような気が...
インターネット文化

印税収入が無くても書き続けられる人々が、次の時代の主役になるのではないかという予想

2018年の書籍の売り上げランキングを見ていたんだが、小説部門だと10位が田中芳樹の(あのどうしようもない駄作となった)アルスラーン戦記最終巻で、推定売上部数は109,161。 ビジネス書だと10位が(聞いたこともない)『 サラリーマンは3...
評論

パワーアンプをTopping PA3にしました

仕事部屋のアンプを、いわゆる「中華デジアン」の老舗、ToppingのPA3にしました。 Topping PA3 デジタルオーディオアンプ 80W(2系統) 高性能MCU搭載 双方向アナログ入力 RCA 中華 HIFIアンプ オーディオ 低ノ...
インターネット文化

本や雑誌は重版が決まったら即、SNSで告知すべき

京成線沿線にある「ときわ書房」という本屋の店員さんが、本や雑誌を重版する時に、最初にSNSに告知するのは止めろとTwitterで主張本や雑誌を重版する時に、最初にSNSに告知するのは止めろとTwitterで主張して、議論になっています。 こ...
評論

緊急事態宣言下で『風と木の詩』を読んだ

竹宮恵子は『地球へ…』は読んだことがあったのですが、こちらは機会が無く未読のままでした。 しかしながら日本ポピュラー文化史上不滅の金字塔、重要さ間違いなくSランクのこれ、決して読みたくないわけではなかったので、文庫版を取り寄せて一気に通読し...
アート&デザイン

子どもの分の定額給付金10万円、問答無用で親が全額召し上げるのは止めた方が良い

いよいよ支給が始まった定額給付金。 親と子のバトルも始まっているようです。キャリコネニュースさんより。 家族の10万円の使い道に不満を募らせる声もあった。富山県で事務・管理職をする30代女性は、中学2年生の息子について綴る。 「『自分の給付...
エディ・アイカウ

図書館ファンタジー小説への疑問あるいは異議

小説のサブジャンルとして図書館ものというジャンルがある、という主張には同意していただけるかと思います。 『図書館戦争』というのは未読ですが、『図書館の魔女』は途中までは読みました。 外国の有名どころなら何と言っても『薔薇の名前』。 中島敦に...