東南アジア島嶼部

東南アジア島嶼部

マジャパヒトの復元船、沖縄へ向かう

インドネシア政府と日本マジャパヒト協会という組織が共同で建造した復元船が、7月10日に那覇港に入るそうです。船はマジャパヒト王国がジャワ島で栄えた13世紀頃の設計と工法そのままだそうですが、どのような航法技術で航海中なのかは不明。  肝心の...
東南アジア島嶼部

太平公主がホノルルに

2007年のホクレアのミクロネシア航海の現地レポートを敢行したスターブレティン紙のガリー・クボタ(Garyを日本ではこれまでゲイリーとカタカナ化することが多かったのですが、私の記憶の限りでは英語話者はGaryを「ギャリィ」とか「ガリィ」と発...
東南アジア島嶼部

横浜シンポジウム報告5・石川直樹さん

石川直樹さんは順番で言うと3番目、チャド・バイバイヤン船長と林和代さんの次に登壇されました。石川さんは写真家でもあるので、ご自身で撮影された写真を豊富に使ってのお話し。  私が石川さんにお願いしたのは、「ヤポネシア」という言葉のイメージをも...
東南アジア島嶼部

チヌリクラン顛末

昨日は私を含む航海カヌー・マニア数名で、文化人類学系の映像プロダクション、「ヴィジュアル・フォークロア」にお邪魔して参りました。ヴィジュアル・フォークロアは門田修さんの「海工房」などと同じく、学術系の映像製作に片足を突っ込んだ映像プロダクシ...
東南アジア島嶼部

海の文化史

今日は本の紹介。  後藤明(1996)『海の文化史:ソロモン諸島のラグーン世界』未来社  後藤さんは東大の修士課程を出られた後にハワイ大に留学されて、そこで考古学、文化人類学、言語学を学んでPh.D.を取得されたという方なのですが、ハワイで...
東南アジア島嶼部

マダガスカルのカヌー

なにかと曖昧な所のある「カヌー」の定義ですが、内田正洋さん曰く、「モンゴロイドのボート」ということで、内田説を採用した場合、おそらく一番西にあるカヌーはマダガスカル島のカヌーってことですな。なんせボルネオ島から移民して来た人たちのカヌーっす...
東南アジア島嶼部

Thousands are sailing across the western ocean

最近、オクスフォード大、ケンブリッジ大、レスター大のチームがマダガスカル島で行ったDNA調査というのの結果が論文になったそうです。  あ、マダガスカル島ってのはアフリカの東側にあるあのちょっと大きな島のことですよ。あの島の言葉がオーストロネ...
東南アジア島嶼部

海の漂泊民族バジャウ

私は昨日、『漂海民バジャウの物語』が、日本語で読めるバジャウについての本では群を抜いて素晴らしいと書きました。  門田さんの本も良いのですが、若者の漂泊記に多い自問自答が延々続く箇所もあって、そういう時期を生きている方はとても共感出来るでし...