ミクロネシア

ミクロネシア

「サテワヌ島における航海術伝授」

以前に紹介しました、土方久功(ひさかつ)さんのサタワル島滞在ですけれども、土方さんが書き残したフィールドノートは現在「土方久功著作集」として刊行されています。全8巻のうち4巻、5巻、7巻、8巻がサタワル島関連です。それぞれ5800円と高価な...
ミクロネシア

おおきなかぬー

航海カヌー文化復興運動の震源地として名高い、ミクロネシア連邦のサタワル島。この島は、実は文化人類学、特に日本の文化人類学の世界では、チェチェメニ号とかホクレア号が名を挙げる遙か以前から知られた島でした。第二次世界大戦以前、1930年代にこの...
ミクロネシア

航海カヌーの模型作り

「ユリ男のユリシー日記」さんの昨日の記事が、良い感じの画像を沢山載せておられたので紹介。  サタワルのおじさんが作る航海カヌーの模型と、ヤップにある実物の航海カヌーだそうです。  ユリ男さんによれば、今、サタワルでも航海カヌーを造っているん...
ミクロネシア

命名「マイス」号

カワイハエで建造中のマウ老師のカヌーの名前が決まりました。Office for Hawaiian Affairsの機関紙によれば、新しい航海カヌーの名前は「マイスMaisu」号。  「マイス」とは、サタワルの言葉で「強風で落とされたパンの実...
ミクロネシア

伝説への手紙

とある親切な方から昨日メールが届きました。 「今度、私はマウさんに会いに行きます。彼に訊いてみたいことがあったら明日までにまとめておいてくれれば、渡すだけは渡します。」  ・・・・・え?  マウさんというと、普通私に向かってそういう名前が出...
ミクロネシア

拓海広志さんの講演

通称「アルバトロス・カヌー」を建造し、ヤップ島からパラオ島まで行って石貨を造ってそれを持ち帰るという実験航海のリーダーであった、拓海広志さんの講演記録をみつけました。  現代ハワイアン・ミュージックの話から始まって文部省唱歌、そこから「故郷...
ミクロネシア

K&P

今日は本の紹介。  岡田貴久子『K&P』(理論社、1999年)  著者は童話作家なのだそうです。この本も童話というのか、SFというのか。ファンタジーといえばファンタジーだしなあ。  主人公は、(たぶん)マーシャル諸島に住む少年。マーシャル諸...
ミクロネシア

サイパン・グアム光と影の博物誌

今日は本の紹介です。  中島洋『サイパン・グアム光と影の博物誌』(現代書館、2003年)  著者の中島さんは企業に勤めながら色々なことを勉強*されて、たまにそれを纏めた本を出されている方です。特にリモート・オセアニアには詳しく、「太平洋学会...