批評

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東京カレンダー美術手帖オンライン東京ウォーカー

私が東京に出てきたのは1990年で、まだジュリアナ東京もあったしセゾン文化は全盛期で、学生は「ぴあ」や「東京ウォーカー」を毎週買っては遊びの情報を探してたんですよ。 まあ他にも情報誌は数え切れないくらいあったけど。 もう「ぴあ」も「東京ウォ...
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マンガやアニメの原画展で稼ぐならちゃんとリスペクトせえよ、と

今や日本各地の美術館が「確実に稼げる鉄板コンテンツ」としてマンガやアニメの原画展を開催しているのだから、いつまでもマンガやアニメを美術史の外にある下位/従属文化(subculture)あるいは対抗文化(counter culture)扱いで...
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パレスチナ問題について私が現代アートで皆さんを教育してあげましょう

現代アート世界の一部で盛り上がっているパレスチナブーム、今回の戦争が始まる前はまったくパレスチナだのガザだの取り上げていなかった人たちがここぞとばかりにガザをテーマにした作品を作り展覧会を企画し、まあそこまではわかるにしても、いきなり「パレ...
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現代アートコンペの多様性をどう押し広げたり狭めたりするのか

あるアートのコンペの講評会のログを見たら、ほぼ審査員の好みに合うかどうかで勝ち負けが決まっているように思えました。 ま、そんなもんですよ。 ペーパーテストみたいに1点刻みで得点が客観的に出てくるものでない限り、最低限これは無いだろうみたいな...
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サンドラ・ヘゲダスのパレ・ド・トーキョー撤収とファッションとしてのサポート・ガザ

長年パレ・ド・トーキョーに大口の寄付を入れてきた篤志家のサンドラ・ヘゲダス(ユダヤ人)が、パレ・ド・トーキョーの直近の企画展「WORRIED PAST: MUSEUMS, EXILE AND SOLIDARITY」が親パレスチナ勢力による暴...
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Where is Care?

知人の大学の先生(文学部で教授で博士号持っている)が西美の現代アート展を見に行って、最初の方は興味深かったけど中に座れるとこすら無く、(加藤の言うように)大学の文化祭の学生のポスター展示を延々見せられる感じでちょっと体調が悪くなったと苦笑し...
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日本の現代アートは都心で一過性のブームになっているだけなんじゃないか

日本の文化コンテンツは凄いんだよ。奈良時代から。 日本のコンテンツが凄いのはもう奈良時代からずっとで、外国にも日本美術のコレクターはいっぱいおるし、日本美術コレクションがウリの美術館もあるし、浮世絵の程度の良いやつはオークションで凄い値段つ...
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Boys’ Club Culture in Japanese Contemporary Art Village

日本の「現代アート社会」についてあれこれ日本語で書くようになって(旧ツイッター時代を含めて)もう5年以上になるけれど、私の書くことに対する反応って明確で、そこにあるBoys' Club Culture(男子校の部室ノリ)に親和的な人ほど(女...