日本の海

ウォーターマンへの道

今日も本の紹介です。荒木汰久治『ウォーターマンへの道』PHP出版、2006年 おわかりのように、アウトリガー・カヌー・クラブ・ジャパン代表の荒木汰久治さんが最近出された本です。荒木さんは昨年、沖縄のサバニを2艘横に並べて繋げた「海人丸」で、...
日本の海

『忘れられた日本人』の舞台を旅する

最近、ガシガシ面白そうな本が届いています。もちろんカヌーもの、海ものなんですが、仕事で今訳しているのは16世紀スペインを舞台にしたチャンバラ小説『エル・カピタン・アラトリステ』シリーズ。私、実は西欧文化もすごく好きなんですよ。特にスペインね...
北太平洋

偉大なる旅人・鄭和

今夜はNHK総合で、「偉大なる旅人・鄭和」という番組が放送されます。鄭和というのは中国、明の高級官僚で、大艦隊を率いてアフリカまでも遠征した大航海者でした。 お出かけの際は、ビデオ録画予約を忘れずに。
アオテアロア

テ・アウレレ・ニューズレター4月号

アオテアロアのテ・アウレレ・ヴォヤージングのニューズレターが届きました。 ニューズレターの冒頭に「静かな月でした」とあるように、4月はあまり大きなイベントはなかったようで、3日間程度の訓練航海を行ったくらいのようです。あとは4月の22日に新...
その他ポリネシア

目指せタヒチ! タンガロア号出航。

もうそろそろハワイからはホクレアがタヒチに向けて出航するようですが、この春、タヒチを目指すのはホクレアだけではありません。 ペルーのカジャオ港をちょうど今頃、出航する船があります。 船の名はタンガロア号。ポリネシア神話に出てくる海の神様の名...
ミクロネシア

『おによりつよいおれまーい』

以前紹介した土方久功さんの絵本、その2です。 土方久功『おによりつよいおれまーい』福音館書店、1975年 サタワル島の民話を題材にした絵本で、「おれまーい」という異常に能力が高い少年がサタワルの酋長になるお話。島民たちは最初、「おれまーい」...
伝統的航海術

いま生きているという冒険

石川直樹さんの新著『いま生きているという冒険』(理論社)を読みました。 最初に書いてしまいますが、これは名著です。 本書は、石川さんがこれまでに経験して来られた様々な旅の中から、エポックメイキングなものを特に選んで、その想い出を語るという体...
日本について

稲作の起源

今日は本の紹介です。 池橋宏『稲作の起源:イネ学からの挑戦』講談社選書メチエ、2005年 新聞の書評などでもそれなりに採り上げられたような記憶がありますが、なかなか刺激的な本です。この本の主張を簡潔にまとめると、次のようになります。・ イネ...