馳せ参じる人々

 ホノルル・アドバタイザー紙の3/29日の紙面に、カワイハエのマイス号建造の様子が紹介されています。

They'll do anything for Mau | The Honolulu Advertiser | Hawaii's Newspaper
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 第二段落のアタマんとこ、おわかりでしょうか。「Thirty-year-old Osamu Kosuge from Chiba, near Tokyo, is here for a week to help build the canoe.(東京近郊の千葉からやってきた、30歳のKosuge Osamuも、ここに一週間滞在して、カヌー造りを手伝っている)」

 Kosugeさんは、マイス号建造の手が足りないことをネット情報で知って、わざわざハワイに駆けつけた方です。このウェブログも読んで下さっているそうです。Kosugeさんの前には林和代さんが半月ほど、カワイハエでマイス号建造に参加して来られました(ブログにレポートがアップされてます)。
http://blog.livedoor.jp/sazayo/

 マイス号、建造の最終段階で日本人もいささかの存在感を見せているようです。

 他にも、風で落ちたマンゴーを集めて売ってその代金を寄付した子ども達がいたり、一軒一軒家々を回って寄付を募って来た人がいたりで、1月時点で14万ドル(1700万円)も資金が不足していたのが、一歩また一歩と目標額に近づいているんだそうですね。チャド・パイションさんによれば、マイス号が4月中には完成するとか。

 やばい。私もチャドさんに必ず寄付金を送ると言ってあるので、急がないとまずいじゃないですか。のんびりしてる場合じゃないな。

 と思ったら、お客さん、お金はいくらでも要るみたいですよ。

 マイス号建造の資金集めはなんとかゴールも見えていますけれども、今度はマイス号を運営する為の資金が必要なんですね。マイス号はいずれヤップ島に行って、そこで航海術を教える為の練習船になる予定なのですが、マイス号を置いておく倉庫を建造するのに、さらに15万ドルが必要だとあります。

 果てしなき資金集めの旅。ですが、漕ぎ出さないことには目的地にたどり着かないわけで、ここは航海カヌーヲタクの心意気の見せ所っすね。

 寄付金の送り先は、新聞によれば、以前に私が紹介したのと同じ、

Na Kalai Wa'a, P.O. Box 748, Kamuela, HI 96743.

 で、マウ先生のカヌーに使ってねと明記すべしとあります。アメリカ在住の方の場合、こうしたNPO宛の寄付金は税金の控除対象になりますし、Na Kalai Wa'aは財務内容がきちんと開示されている団体ですので、安心して寄付金を送って良いと思います。