界隈

fine art

Art Outbound Digest Vol.12

1:写真の位置づけ  今日は写真の公募について概観してみましょう。  写真が実用化されたのは19世紀半ばのことです。  そして、実は、写真をファインアートのメディアとして使おうという試みは19世紀後半には既に始まっていました。  ピクトリア...
アート&デザイン

小林美香による大阪駅御堂筋口の「雀魂 咲コラボ」広告についての論考についての疑問点をメモしておく

小林美香による、大阪駅御堂筋口の「雀魂 咲コラボ」広告についての論考(のようなもの)をもう一度読んでみたのだが、広告のグラフィックデザインについての分析がやはりあまりにも雑。小林はキャラの尻の部分にネームプレートがあることを指摘しているがこ...
fine art

Art Outbound Digest Vol.6

メディアアートとメディアクラフト  学芸出版社から出たばかりの『カラー版 図説 デザインの歴史』を読んでいたら、今まで私がどうにも上手く言語化できなかったこと(私だけでなく、佐々木健一もできていなかった)の言語化のヒントがさらっと出ていまし...
fine art

飯⼭由貴の「In-Mates」とトリップワイヤー埋め込み戦略

飯⼭由貴というEmerging Artistが東京都人権プラザで開催した個展に合わせて、以前に制作してあった映画を上映しようとしたら差し止められたので、さっそく記者会見からの東京芸大でその筋の論客を集めてイベント、ウェブ配信ももちろんします...
fine art

メディアアートとmedia artの違い

文化庁メディア芸術祭の「アート部門」の受賞者の国内勢と外国人の違い。 前者はデザイン会社や制作会社の人でアーティストステートメントもアーティストとしてのCVも存在しない。 後者はガチのmedia artistでemergingとmid-ca...
評論

DVパパ・プーチンとジンメンとあたしたちの免責

ロシアを非難する言説に対して「そんなことを言っているとロシア人が傷つくから止めろ」と諌めて回る善意の日本人(らしきアカウント)は若干だが存在している。 だが、そうした対抗言説の主体が、その一方でロシア政府に対する対抗言説を何らかの理由で発し...
アート&デザイン

美術批評を読むよりずっと大事なことをこっそり書いておく

僕は表の顔はただのちょっと学がありそうなチンピラフリーランスでしかないので、ここで大事なことを書いてもほとんど誰の記憶にも残らないと思うから、ちょっとだけ面白いことを書いておく。 アートと批評について。いわゆる美術批評の存在感がものすごく薄...
アート&デザイン

松下哲也のツイッター撤退宣言に逆バンクシー的なメディアパフォーマンスアートを見るべきたった一つの理由

先日、noteにて悲痛なツイッター撤退宣言をされた松下哲也さん。 実証史学の方法論をアピールするわりには自分に関する一次史料を抹消して検証をしづらくした上で独自の史観を展開しておられる気がしますが。 こういうものを見ると、歴史戦とか歴史修正...