アート&デザイン 病み闇マーケティングの持続可能性問題 日本から去っていった外国人女性の教え子たち、あるいは日本を出て外国で生活している日本人女性の教え子たちの現在を見ると、日本社会というのはやはり女性にとって今もかなり抑圧的な空間なんだろうなあということは想像出来る。 そしてライティングやビジ... 2023.12.21 アート&デザインインターネット文化
書評・読書記録 小川公代「翔ぶ女たち 魔女たちのエンパワメント——『テンペスト』から『水星の魔女』まで」感想 トータルでの評価 ・水星の魔女論ではなく魔女とケア論として読むべき。水星の魔女の読み取りはかなり怪しい(後述)し、水星の魔女とはあまり関係ない現代文学についての議論の方が遥かに多い。 ・文芸批評は実証性や正確性、精密性より面白さが大事と割り... 2023.08.14 書評・読書記録
評論 DVパパ・プーチンとジンメンとあたしたちの免責 ロシアを非難する言説に対して「そんなことを言っているとロシア人が傷つくから止めろ」と諌めて回る善意の日本人(らしきアカウント)は若干だが存在している。 だが、そうした対抗言説の主体が、その一方でロシア政府に対する対抗言説を何らかの理由で発し... 2022.07.10 評論
インターネット文化 謎の詩人「サトロ・リュウノスケ」 英語圏では“Individually we are one drop but together, we are an ocean.”(我々一人ひとりは一滴の水にすぎないが、集まれば我々は大海となる)というquoteが知られている。 Sato... 2022.04.12 インターネット文化
書評・読書記録 小川公代『ケアの倫理とエンパワメント』書評 小川公代『ケアの倫理とエンパワメント』読了。 あまりケアの話には深入りしていないように思うが、クイア文学論としてはまあまあ面白い。アンデルセンが両性愛者だったかもしれないとか、「人魚姫」がその影響を受けていたかもしれないという話は初耳でした... 2022.01.06 書評・読書記録
書評・読書記録 マリオ・バルガス・リョサ『ケルト人の夢』書評 マリオ・バルガス・リョサ『ケルト人の夢』読了。博士課程でお世話になった野谷文昭先生の翻訳。 面白い面白くないとか、感動したしないというよりは、とにかく凄い本でした。アイルランド系イギリス人外交官のロジャー・ケイスメントの伝記小説で、彼がコン... 2022.01.04 書評・読書記録
小説 Tiktokの小説紹介は書評なのか書評ではないのか。そして現代のシェア文化に敗北したオールドスクールなチンピラ文化。 書評を生業とする豊崎由美という人が、Tiktokのショート動画による小説紹介で多くの小説の重版を実現させた「けんご」氏を念頭に置いたと思しき発言をツイートして炎上した件。 炎上は最終的に豊崎由美氏が(紆余曲折あったとはいえ形の上では真面目に... 2021.12.14 小説書評・読書記録物書きの仕事評論
小説 山之口洋『オルガニスト』書評。SFです。 山之口洋『オルガニスト』読了。第10回日本ファンタジーノベル大賞受賞作。 導入部分ものすごく文章上手くて凄いなあと思うんだけど、ドイツ人の大学教員が同僚に送信したメールの書き方が内資大企業の拝承感に溢れていて、ちょっと笑いました。山之口は拝... 2021.08.18 小説