タッキング中

 風は相変わらずの向かい風、まさにジョンストン環礁のある方角から吹いているそうです。風速は5メートルから8メートル。船団はタッキングを繰り返してジョンストン環礁に向かっているとのこと。

 タッキングというのは、風上に向かってジグザグに帆走していく操船のことです。ホクレアやその前に建造されたナレヒア(遠洋航海能力を持たない小型の航海カヌー。既に廃船)によって、ポリネシア式の航海カヌーとクラブクロウ・セイルにタッキング能力があることが実証されたという歴史もあります。