先週からずっとカワイハエに張り付いてホクレアとアリンガノ・マイスの取材を続けておられる石川直樹さんのウェブサイトが更新されました。
更新されたのは日記のところです。現時点での直接リンクはこちら。生々しい現地の様子や、プロジェクトの首脳陣の人物紹介もあります。必読っすよ。
http://www.straightree.com/cgi/news.cgi?vew=2
http://www.straightree.com/cgi/news.cgi?vew=1
なるほど、アリンガノ・マイスは名前の由来通り、パンの実のイラストが描かれているんですね。そして帆形もポリネシア風ではないようです。ということは、同じ型を使って船胴を作ったホクアラカイともまた違った性能の船なんでしょうね。船大工の棟梁のスティーヴさんが予想以上の仕上がりに興奮しておられるくらいですから。
この船、最終的にはヤップで航海術学校の練習船になるわけですが、ということは、私たち日本人でもヤップ島まで行ってお願いすれば、この船で航海術を学べるということであります。現在、リモート・オセアニアの伝統的航海術を学べる学校というプランは管見の限りでは三つ。ハワイ、ヤップ、タウマコ(ソロモン諸島国)。このうちハワイで学べるのはナイノア氏の創始したモダン・ハワイアン・ウェイファインディング。タウマコでは古代から続く西ポリネシアの伝統的航海術。ヤップではマウ老師直系のカロリン諸島式ということになりますね。
タウマコの航海術学校も再開の目処が立ちつつあるというメールをミミ・ジョージねえさんから先日いただきましたけれども、何と言ってもあそこは内戦とかマラリアとか・・・・初心な日本人がいきなり入校するにはハードルが高すぎる。言葉もタヒチ語かハワイ語かマオリ語が出来ないとダメらしいし(笑)。
案外、「ヤップで航海術を学ぶ」なんてのが将来は流行るのかもしれませんね。