カマヘレ譚・・・ははは。

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そういえば昨日は西村一広さんにも少しお話を伺うことが出来ました。ちなみに記者会見場の前にどこの芸能人かと思うような超絶美女が待っておられて、西村さんと親しげに話をされているので、何だろうと思ったら・・・奥様だった!! さすが日本一のセイラーは奥様も日本一と思いましたね。

話を戻します。

カマ・ヘレの話を伺ったんですよ。

「カマ・ヘレってどんな船でした?」
「あんな乗り心地の悪い船は初めてでしたねえ(苦笑)。いや、僕たちはみんなとっても信頼してるんですよ。ただ乗り心地は・・」
「狭いってことですか?」
「重心が高いから揺れるんですよ。」
「センターボード(ヨットの真下に垂直に立っている板)が軽いんですか?」
「船体が重いんでしょうね。だってあの船の船体、5センチ厚の鋼板使ってるそうですよ。考えられないっすよ。」
「え?・・・・(5センチ厚って・・・軍艦かよ)・・・何でそんな・・・リーフにブチ当たっても壊れないようにですかね?」
「何ででしょうねえ・・・」
「そうそう、エンジンのオイルが漏れたって聞きましたけど」
「ああ、あれはエンジンじゃないです。スクリューシャフトの軸受けを冷やしてるオイルが漏れたんです。」
「軸受け? 潤滑用ではなくて冷却用オイルなんですか?」
「使ってるオイルはエンジンオイルなんですけどね。」
「オイルのラインはエンジンとは別なんですか?」
「別です。」
「じゃあヤンマーとは関係無い?」
「船が出来た時からあった部分です。ヤンマーのエンジンは最高ですよ。今、ヤンマーのエンジンはヨットの世界でシェアが凄いあるんですよ。」
「なんか偉くパワフルらしいですね。」
「ホクレアを引いて7ノット出せるんですが、何も引いていなくても7ノットしか出ないんです(笑)。」
「そんなもんなんですか?」
「船体形状(ハル・スピード)がそうなってるんでしょうねえ。」

それにしてもクルーから西村さんが受ける尊敬の眼差しはただごとではありませんでしたよ。お疲れ様でした。やっと西村さんが家に戻られるということで、奥様や娘さんも大層喜んでおられました。