荒木汰久治さんが中心となって取り組んでいる、双胴サバニを沖縄本島から愛知万博会場まで走らせようという「海人丸エクスペディション」ですが、予定通りなら丁度昨夜半に沖縄本島を出航して、み奄美大島までの航程に入っているはずです。
http://www.occj.org/expedition/2005/index.htm
「海人丸」の航海試験が順調だったらしいというニューズは既に紹介しましたから、悪天候などに見舞われなければ、外洋を突っ切る航程となるこの区間も渡りきれると思われます。
ただ、伴走船の手配には難儀しているようです。
http://www.number21.jp/adiary/diary8.cgi?id=araki&action=view&year=2005&month=6&all=yes
ホクレア号の場合は引退してヨットに住んでいる老夫婦が協力していたのですが、日本ではなかなかそういった協力者も見つけづらいでしょうね。こういった実験航海では必ず伴走船をつけるというのがナイノア門下の鉄の掟ですし、先頃、葦船の「カムナ」号が伴走船の座礁で航海を中止したように、行政サイドも伴走船を必ずつけるように指導していると思われます。ヤップ島から小笠原まで渡ったペサウ号も、日本政府から伴走船を必ずつけるように要請があったそうですしね。
荒木さんの日記では、和歌山から先の区間の伴走船がまだ見つかっていないとか。出航直前まで伴走船の手配に奔走していたようです。
ここまで来たら、是非とも最後まで航海を完遂して欲しいですから、伴走船がなんとか見つかる事を祈りたいものです。