Hawai’iki Rising

 ホクレアを長年取材してこられたジャーナリストで、サム・ロウさんという方がいます。1975年にハーヴァード大で人類学の博士号を取得された後、1983年にPBSから発表したドキュメンタリー・フィルム「THE NAVIGATORS」で高い評価を得て、1995年にホクレアの航海に伴走船クルーとして初参加(マルケサスからハワイまで)。1999年の伝説のラパ・ヌイ航海では、ナイノア氏がラパ・ヌイを発見したその瞬間にホクレアの船上に居た人物でもあります(その時の体験をもとに書かれた記事がハワイアン航空の機内誌に掲載されてますね)。

 最近では2007年のミクロネシア航海でチュークからサタワルまでの航程にも搭乗されました。

 そのサム・ロウさん。以前からメールのやりとりはあったんですが、最近ではfacebookでコンタクトしています(余談ですが、ホクレアの動向をチェックするならfacebookはおすすめですよ。さすがにN御大は出入りしてませんが、ホクレアのクルー経験者なら100人単位でfacebook使ってます)。

 最近、サム・ロウさんに教えていただいたのが、『ハワイキ・ライジング』という新著の出版計画。ホクレアのクルーたちへのインタビューを通してホクレアの歴史を描こうというもので、6つの出版社が手を挙げているんだとか。どこからいつ出るのかまではまだ決まっていませんけれども。

 その予告ページがサム・ロウさんの個人ウェブサイトにアップされているので、紹介しておきます。
http://www.samlow.com/HawaiikiRising.htm