ポリネシア航海協会12月ニューズレター

 ポリネシア航海協会の2008年12月発行のニューズレターのpdfがウェブ公開されました。

http://pvshawaii.squarespace.com/storage/PVSnewsDec08.pdf

 内容としてはまず、来年3月にクリスマス島辺りまでの、ちょっと遠目の訓練公開をやるぞという話。それからトンプソン会長の年末ご挨拶。続いて若手クルーのワイメア・マッケンジー君がいかにしてポリネシア航海協会に関わるようになったかというコラム記事。その次はディズニー(アニメ屋ではなくその親戚の有名なセイラー)企画のドキュメンタリー番組「モーニング・ライト」の紹介記事。最後はホクレアの改装計画についての説明です。

 ホクレアは来年半ばから再び乾ドックに入って、1年くらいかけて大改修を行うそうです。今度はデッキ部分の幅を広げるという、相当に大規模な改修工事ですね。なんせ船の骨格そのものが変わっちゃうんですから、海に浮かべた時の特性も変わります。私は船の設計については知りませんが、4輪自動車なら直進安定性が低下しますし、ボディ剛性も低下します。その反面、曲がりやすくはなります。が、航海カヌーはスラロームとかして遊ぶ船じゃないんで、曲がりやすくなってもメリットは無いんじゃないかと思いますが。

 あと、航海カヌーの場合、サイドビームやデッキは剛結ではなく結縛なので(ガッチリと一体化されているわけではなく、多少の遊びを許容する構造になっているので)、船全体としての剛性が乗り手にとってどう捉えられているのかも興味深いとこです。その辺は荒木さんにでも訊いてみるしか無いでしょうが。

 というわけで、来年の夏休みくらいにサンドアイランドに行ったら、例によって船体のペーパーがけが出来るんじゃないでしょうか。私もカウアイ島に来ないかとか言われてるんですけど、どうしようかなあ?