国立科学博物館の航海カヌー模型命名式

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 今日は上野の国立科学博物館に行ってきました。いや、何となく。

 チケットを買って入場したらいきなりそこにはポリネシア航海協会会長が。打瀬船の写真を何枚か焼いてきたので渡したら喜んでました。さらにマイク・テイラー船長ご夫妻やらチャド・パイション船長やら次々に登場。しかも・・・おお、そこにいらっしゃるのは広島の「幸せの星ホクレア会」で活躍された村上水軍商会さんじゃないですか。何してんですか?

「大漁旗をプレゼントしに来たんです。」

 村上さんを案内して新館地下の航海カヌー模型のところに向かう途中で、今度は17日のシンポジウムにも出席してくださる藤崎達也さんから電話です。

「実は昨日ナイノアさんから電話があったんですよ。」

 周防大島までメッセージを運んだ甲斐があったというもんです。どうやらアイヌのコミュニティからホクレアに挨拶を、というのも実現しそうです。飛行機が飛ばなかったとかが無ければ。

 地下2階の航海カヌー模型のところでしばらく村上さんと話しているうちに、続々と見慣れた顔が集まってきます。後藤明先生もいらしてましたよ。

「後藤先生、沖縄の学会はどうしたんですか?」
「これが終わったらすぐに羽田ですよ。」

 ・・・・・お疲れ様です。

 やがて航海カヌー模型周辺に入場規制が敷かれて椅子が並べられ、クルーが(多分)全員勢揃いしました。荒木さんや内野さん、吉田さん、池田さんなど日本人クルーも揃ってます。そしてアカカ師が航海カヌー模型に航海カヌーとしての名前を与える儀式が始まりました。残念なことに通訳をされた方の技術が低く(通訳スキルそのものも発声もプロとは言えないレベルだったと思います)、アカカ師が何をおっしゃっていたのかは良くわからなかったのですが、ともかく航海カヌー模型は命名されました。何と命名されたのか? それは・・・通訳の人がモゴモゴ言っていただけで殆ど誰にも聞き取れなかったのでした・・・・そりゃあんまりだ。

 その後は「ホクレア・アイハア」の奉納、そして古典フラの奉納。マウイから来られたハラウだと聞きました。これはなかなか上手かったですよ。最後に会長のスピーチ。これが例によって長い(笑)。会場の隅でキモ・ヒューゴさんが苦笑いしてました。

「また長くなってますね。」
「いつもそうだよな(笑)。あいつは同じことを繰り返す癖があるんだ。」

 さて、航海カヌー模型は何と命名されたのか? アンクル・マカに聞いてみたんですが。

「マカさん、結局あの模型の名前は何なんですか?」
「わからん。俺もよく聞き取れなかったんだよ。」

 色々と聞き込み調査をした結果、「カフウアウKahu'uau」あるいは「カフナウKahunau」なのではないかという説が有力でしたが、誰かちゃんと聞き取れた方いらっしゃいましたら正解を教えてください。