最終レグのクルー発表

 ホクレアの横浜までのクルーが発表されました。船長は既報通りブルース・ブランケンフェルド氏。ミクロネシア・レグの大半でホクレアの船長を務められた方で、ナイノア氏が1978年にウィル・クセルク先生に付いて近代天文学を学び始めた当初から、ナイノア氏とともにプラネタリウムに通いつめてウェイファインディング創成に協力された方です。

 それからこのレグではSenior Officerという役職が置かれていますね。普通に考えればこれは商船で言う一等航海士や二等航海士です。つまり船の運航全般(荷物の管理から索具の管理まで)を指揮する船長の片腕であり、船長が倒れたら直ちに船長代理となるポジション。ノーマン・ピイアナイア氏はホクレアの第3代船長として1980年のタヒチ往復航海を指揮したゴードン・ピイアナイア氏の兄弟。タヴァ・タウプ氏はマルケサス諸島出身のクルーで、やはり1980年の航海に参加された歴戦の勇士ですね。たしかウェイファインダーでもあったと思います。
 
 カマ・ヘレには「カイリケパオカモアナ・ライマン」というクルーも乗られるようですが、このファミリー・ネームは直ちにデヴィッド、ジェームス”キモ”、マリオンという1970-1980年代のホクレアに深く関わった兄妹を思い出させてくれます。果たして関係がある人物なのか、あるいはキモさんの本名なのか・・・。

 私としてはブルース・ブランケンフェルド氏やタヴァ・タウプ氏にお会い出来そうでミーハー魂が萌えております。サイン貰っちゃおうっと。