評論

fine art

『現代アートとしての「キャラクター絵画」の構造:アニメの記号論・データベースの身体・デジタル絵画への抗い』

epub販売中です。以外なほどに売れてます。ありがとうございます。『現代アートとしての「キャラクター絵画」の構造:アニメの記号論・データベースの身体・デジタル絵画への抗い』 加藤晃生著Kindleにも出ました
アート&デザイン

アングラ・鬼畜・悪趣味文化に関わるなら20代まで。さっと稼いでさっと足を洗え。

カオスラウンジの歴史をあらためてチェックして思い出したのは1980-90年代のいわゆる「鬼畜・悪趣味」コンテンツビジネスの顛末です。この時代は得体のしれないポルノ雑誌の全盛期で、とにかく写真のところにヌードやカラミがあれば文章ページは何でも...
インターネット文化

宇野常寛の『ゼロ年代の想像力』(2008)をいまさら

宇野常寛の『ゼロ年代の想像力』(2008)をいまさら読んだけど、デスゲーム系作品(宇野は「サヴァイヴ系」という呼び方を提唱しているけど誰も使わなかった)やケータイ小説がセカイ系やラノベを乗り越えるという主張はどっちも外れてたなあとしみじみ。...
書評・読書記録

同人ゲーム実況アニメである「ジークアクス」は「SSSSグリッドマン」を文学的に越えられるのか? (最後まで同人ゲーだった)

ジークアクスは同人ゲー実況ジークアクスは「ファーストガンダム~逆シャアまでの設定を使った同人ゲームの疑似ゲーム実況動画」と考えるとわかりやすい。放送のたびにSNSに溢れる感想は実況動画の左側に流れるコメントの代替だ。2007年に東浩紀は『ゲ...
評論

ジークアクスのあまりの軽さにクラクラして、久しぶりに水星の魔女を見返してみた

既に多くの指摘がある「水星の魔女」と「少女革命ウテナ」とのオマージュ関係について、あらためて検討してみたのだけれど、やはり上手くオマージュを処理して独自の作品に仕上げていたのだなあという感想。ウテナ水星の魔女比較検討主人公:天上ウテナ主人公...
インターネット文化

重要な情報はウェブにリリースしない時代が来た

昨日もポピュラー文化関連の資料(紙媒体)を読み込んでいたんだけれど、今までだったら要点をブログやSNSにまとめたりもしていた。ウェブの情報はコモンズの財産という考え方で、みんなで情報をシェアしていこうよという、2000年代アタマくらいの発想...
書評・読書記録

【2025春アニメここまでの感想】

ユア・フォルマ攻殻機動隊ものですが主人公の見た目が草薙素子すぎるのに中身が別人な違和感が凄い。話は特に面白くもないです。説明セリフ多いのにそれでもよくわからない。ヒロアカ ヴィジランテヒロアカはちょっとしか知らないけど楽しめてます。第2話で...
評論

個人的備忘録としてストラトキャスターの達人を並べてみる(順不同)

David Gilmour"On the turning away", Pink Floyd, 1987EquipmentGuitar: Stratocaster 1957 Re-Issue (1983, maple-fingerboard...