現代アート

fine art

信頼関係の構築という初手の初手をすっ飛ばして成果は得られません

去年、東京都人権プラザで飯山由貴が障害者をテーマにした企画展に関東大震災の朝鮮人虐殺をテーマにした作品を押し込もうとして断られて怒りの記者会見をしてたという騒ぎがあった。 実は東工大の伊藤亜紗研究室が絡んでいた(ダメとは言っていない) そも...
fine art

東大で学生展見てきました「東京大学制作展 Extra 2023 「VOIDAGE」」

本郷キャンパスは初体験 東京大学制作展 Extra 2023 「VOIDAGE」 指導側の教員の方に呼ばれて行ったのですが、言いたいことを言ってくれて良い、炎上したときは消火器もありますとのことなので、まず全体的な感想。media artと...
アート&デザイン

障害者アート・ビジネスの限界

国内にいくつかある、「障害者アート」ブランド。 ヘラルボニー、やまなみ工房、しょうぶ学園あたりがメディアにも出まくっていて有名ですが。福岡のアトリエブラヴォとか。岩手のるんびにい美術館とか。 基本的には利用者さんの工賃や収入を上げる方法論と...
fine art

アルパインフェローシップ、視覚芸術部門ショートリストを見て感じた、日本市場の独特のあれ。

アルパインフェローシップ、視覚芸術部門ショートリスト。日本人作家は見当たらない。残念。 今回のアルパインフェローシップはハンナ・アレント財団とのコラボということで、ショートリスト入りしたのは、たとえばこんな画家さん。イラン人女性でイランの女...
fine art

Art Outbound Digest vol.16

1:文化人類学について この10日ばかりは大きな論争みたいなものは無かったですね。 なので、今回は少し切り口を変えて、現代アートと文化人類学の関係について非常に雑にまとめてみようと思います。 文字数は限られていますから、これを読んだだけで充...
Eコマース

NFTアート原野商法

chimpomが去年売り出したNFTアートのこの惨状。まさにNFTアート原野商法。 売り出した時の林靖高の言葉が実に味わい深い。 「会期が終わり道は物理的に無くなりましたが、NFTで販売することで『道を育てる』作業が続けられるといいなと。メ...
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高橋龍太郎『現代美術コレクター』読書感想文

高橋龍太郎『現代美術コレクター』も読了。非常に軽いエッセイで1時間もかからず読めた。あの膨大なコレクションの購入原資は収入の大半と親(医者)の遺産とあって納得。家族はいないのだろうか? 子供が中高私学からの私大医学部だったらさすがにあの規模...
fine art

Art Outbound Digest Vol.12

1:写真の位置づけ  今日は写真の公募について概観してみましょう。  写真が実用化されたのは19世紀半ばのことです。  そして、実は、写真をファインアートのメディアとして使おうという試みは19世紀後半には既に始まっていました。  ピクトリア...