王様たちのはなし

よきにはからえ

ところで皆さん、「アラトリステ」の時代のスペインというのは、一体どんなパーツで出来ていたかご存じですか? スペイン王家たるハプルブルグ家がヨーロッパ各地に所領を持っていたことは何度も書きました。イベリア半島、イタリア半島南半、シチリア島、ブ...
日本の海

海があるからと言って誰もが海に行ったわけでもなかったようだ

山口徹『海の生活誌』吉川弘文館、2003年 を読んでいたら、非常に面白い指摘がありました。著者は網野善彦さん系の日本史研究者で、日本の海の近世史を専門にしておられる方です。 といっても、漁業史というわけでもなく海運史というわけでもない。海と...
航海カヌー招致活

ホクレアへの愛について

最近、ネットサーフィンをしていても、ホクレアの日本航海について言及しておられるウェブログが明らかに増えていると感じます。どなたも、ホクレアが象徴するある精神を日本が学ぶ機会になるであろうという期待を表明しておられるようです。本当に心強いこと...
ミクロネシア

ヤップ島の伝統の現在

ちょっと面白い論文を読む機会があったので、内容をさらりと紹介します。則竹賢「ミクロネシア・ヤップ社会における. 伝統の表象と実践─ヤップデーを事. 例として─」『アジア経済』45巻、2004年 著者は大阪大学の人類学の博士課程を出られて、今...
うらよみ

ピレネーを挟んで

作者レベルテの旦那がデュマ大好きなことは、「カピタン・アラトリステ」シリーズの1巻で、『三銃士』の劇中の事件を史実としてイニゴに語らせていることからも明らかです。 それじゃあ、「三銃士」と「カピタン・アラトリステ」、時代はどんな関係になって...
ハワイ/ホクレア

「スター・ブレティン」紙の回顧記事

2006/7/7付の「ホノルル・スター・ブレティン」紙にホクレア進水30周年記念の回顧記事がど~んと出ています。 内容的にはまあ回顧記事なんで、目新しい話はありませんが、写真やイラストがいっぱいあったり、記事のpdfがダウンロード出来たりす...
文化

イニゴはしる

サッカーのワールドカップの興奮もさめやらぬ7月中旬なわけですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。私はワールドカップに引き続き、ツール・ド・フランス観戦の毎日です。既にツール・ド・フランスも中盤戦が終わり、いよいよ明日からは終盤、アルプス越えの...
日本について

ファイヤーマン

またヤフーの「登録できない文字列」攻撃ですよ。こんなの何の意味もないのにね。ミラーサイトでお読みください。