そうそう、秋に出るホクレア関係の邦訳書の話なんですが、その著者の方(ナイノア氏の師匠筋の一人)から、以下のようなメールをいただいています。
「本が出たら、私のところとポリネシア航海協会のナイノア・トンプソン宛てに1部ずつ送って下さい。そうしたら、私がナイノアに『日本でもこうやって君たちを受け入れる準備は進んでいるんだから、自覚しなさい』と言い聞かせておきます」
今やナイノア氏にお説教が出来る数少ない人物の一人のようです。そりゃそうですよね。父上のマイロンさんは亡くなられたし、マウ先生はサタワルに帰られたんですから。ナイノア氏にそういうことを言える人はもう、ポリネシア航海協会創設者クラスの長老に限られちゃうんでしょうね。これは予期せぬ一手でした。
ちなみに出版企画そのものはですね、ホクレアが来るとか来ないとか関係無くというか、もしも来てくれれば嬉しいけど(商売ですから)、例によって来なくても本そのものが素晴らしい内容だから出す価値があるということで通していただいたようです。