ナイノア氏の伝記の著者が窃盗の容疑者となる

 非常に残念かつ情けないニュースです。

 かつて『星の航海師:ナイノア・トンプソンの肖像』を著した星川淳氏が、組織的な窃盗事件に関与したことを認める発言をされました。

| 毎日新聞

 星川氏が事務局長を務めるグリーンピース・ジャパンという環境保護団体は、かねてから過激な示威行動を辞さないことで知られていましたけれども、これはやり過ぎです。仮に調査捕鯨船団の鯨肉の処分方法に曖昧な部分があるという確証を掴んでいるのであれば、こんなことをせずとも然るべき機関に通報すれば済む話です。考えてもみてください。この連中が「こいつは怪しい」と決めつけたら、日本国内のあらゆる宅配便や郵便物が一方的に強奪されて開封される可能性があるわけですよ。

 異常です。

 わざわざ宅配業者の事業所に侵入して、荷物を強奪して、これ見よがしに記者会見で中身を見せびらかす。そのようなことをするような連中の言うことを、良識ある市民が信用すると思っているのでしょうか? 私には、今回のグリーンピース・ジャパンの記者会見の内容を全て信用することは到底出来ません。この連中なら証拠の捏造くらいやりかねないとの懸念を払拭することが出来ない。

 もちろん、こうやって大々的にデモンストレーションをすることで、世界的にはグリーンピースに反捕鯨論者からの寄付金が更に流れ込みますから、窃盗で捜査されるくらいは痛くも痒くも無いのでしょうが・・・。

 はっきり言わせていただきます。

 恥を知れ。

 付け加えておきますと、ホクレアという船に関わる(関わった)人々の中には、たしかに個人的に好きになれない人も居ないではないですが、私の知る限り法秩序を踏みにじって恥じない人物は星川氏だけですし、星川氏にしても10年ほど前に本を一冊書いたのみで、昨年行われた日本航海にも全く無関係の人物です。ホクレアは私の知る限り、違法行為に手を染める集団とは無関係の船であり、遵法精神を持つ人々によって運営されています。

 どうか、星川氏とナイノア氏やホクレアを同一視されないよう、お願い申し上げます。