撤収

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 船団の帰国の準備は着々と進んでいます。昨日は朝からカマ・ヘレの船内の撤収作業でした。桟橋には洗濯物やプラケースに入れられた私物、お土産の包みなどが次々に積み上げられていきます。船内の掃除をしておられたのはマイク・テイラー船長の奥様で、朝からずっと籠もっていたので少し船酔いしたわと笑っておられました。

ちなみに私なら5分か10分で酔えますよ、ええ。なんだかんだで奥様も海には強いです。実はダイビング歴も随分と長いそうで、ご主人がエジプトに駐留しておられた時には月に1度は紅海まで潜りに行っていたのだとか。それも

「金曜の夜に出て6時間かけて車で紅海まで行って、そこでキャンプなのよ。それで土日たっぷり潜って、また日曜の夜に車で6時間かけて帰るの。」

タフな夫婦っす。

私も少しだけ掃除のお手伝いをしましたが、残念ながら掃除はほぼ終わっていました。結局やったのは荷物運びと、見つからなかったアーモンドのボトルのキャップを発見したことくらいか。

キッチンからはボロボロになった安物の包丁も出現しました。マイク・テイラー船長の大親友であるティミさんが周防大島で言っておられたように、船団で使う包丁は安物が基本なのですね。

ホクレアの方からも色々と得体の知れない荷物が運び出されて積み上げられていました。やはりボロボロになった安物の包丁が3本、ボロボロになった安物のテフロンコートフライパン・・・・。

「船長、あそこに置いてあるギターケースは誰の物ですか?」
「○○だ。彼はハワイを出る時に、これをカマ・ヘレに積んでいってくれと言って持ってきたのだが、結局一度も弾かなかった。」

うひゃあ。弦が錆びていただけならラッキーみたいな状態なんだろうな。