小説 書評:佐藤亜紀『バルタザールの遍歴』 佐藤亜紀『バルタザールの遍歴』読了。1991年の日本ファンタジーノベル大賞受賞作。日本ファンタジーノベル大賞は『後宮小説』とこれで路線が決定的になった感がありますね。内容は佐藤の好きな20世紀初頭のドイツを舞台にしたピカレスク幽体離脱ドタバ... 2021.07.10 小説書評・読書記録評論
評論 適度に意味不明な商品と日本の批評界隈 自分でも意味内容が確定出来ていないけど、いかにも意味ありげに見える・響く言葉を考案して、それを使って意味ありげ(だけれども実は大した話はしていない)な論考を公開していって、バズの気配が出た案件を仲間内でせえので一斉に神輿に担ぐ。というのは批... 2021.07.09 評論
評論 尾身バッシングというビジネスモデル 尾身という人は医者の立場からはこう見える、こう考えるということを言っているだけだと思うのですが、まるで彼が新型コロナ対策の最高責任者で全権限を掌握しているみたいに考えている人が多いような気がします。全権限を掌握して対策を決定しているのはスガ... 2021.06.04 評論
コミュニケーション トリックスターからジャックリーの乱へ 社会の不満をすくい上げて根拠のない誹謗中傷にしてツイッターにぶん投げることを繰り返していると、フォロワーさんも増えていって、場合によっては万単位のフォロワーが付くことがあるでしょう。そうした人々に本やグッズや有料メルマガや有料noteを売り... 2021.05.21 コミュニケーション評論
アート&デザイン バッシングしていいのは、バッシングされる覚悟があるヤツだけだ。 呉座勇一による北村紗衣の容姿侮辱に端を発した騒動は日文研による注意処分での決着を見ました(罪を憎んで人を憎まず、大事ですよ)。ここから派生して、電凸という言葉を巡るかなり不毛な戦いが巻き起こっていた(今もかな)わけですが、中高年男性研究者チ... 2021.03.25 アート&デザインインターネット文化コミュニケーション評論
働くこととキャリア IASPM1998金沢大会は遠くなりにけり ちょうど私がDの院生だった頃って、ポピュラー音楽研究が一つの分野として認められつつあった頃で、1998年には金沢で私の所属研究室(三井徹研究室)が中心となって国際ポピュラー音楽学会の世界大会も開催されて、各大学にポピュラー音楽研究のポストが... 2021.03.01 働くこととキャリア評論
インターネット文化 日本語ツイッターにおける社会学バッシングの個人的総括 表題の件、炎上というにはあまりにも火力が弱くて、誇大広告になってしまうかもしれないが、とにかく何らかの騒ぎはあって、ブログのPVも一瞬は伸びた。頂いた反応は、ほぼ相互フォローの方を介して拝読したような形で、ほんの一部にしか目を通していないの... 2021.02.05 インターネット文化評論
インターネット文化 ごく一部(知る限りでは)の社会学者がアニメやゲームやマンガの女性表現を攻撃することについての私見 あまりにもこの手の炎上が後を絶たないので、最初に書いておきます自治体や官公庁でアニメ絵を使いたくなったら、まずは相談してください。私がディレクションして炎上を防止します。1案件10万円から。絶対安いよ。以下、私の考えを記録しておきます。途中... 2021.01.31 インターネット文化コミュニケーション観光評論