書評・読書記録

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ウルトラマンルーブの美剣サキに課金させてくれない問題

先週土曜日のウルトラマンR/Bは大変な騒ぎでした。見ていない人がほとんどだと思うのでかいつまんで説明します。【どんな作品か】NHKの朝ドラのうち女一代記感動ものではなく現代ドタバタファミリーもの(「つばさ」とか「うぇるかめ」とか「あまちゃん...
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『社会学はどこから来てどこへ行くのか』を読んで、あらためて社会学系ビジネスパーソンへの援護射撃のあり方に思いを馳せる。

北田暁大や稲葉振一郎や岸政彦先輩(高校の4期上)の『社会学はどこから来てどこへ行くのか』(有斐閣, 2018)サラッと見たけどこれ、読んで理解出来るのは博士課程まで行った社会学徒だけやんな。イロモノを社会学者の典型と思ってる層には全く届かん...
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「バカのテルシオ」

今朝、平成のベストセラーを振り返るNHKのニュースを見ていた息子が「バカの壁か。バカが30人くらいで壁を作ってたら凄いだろうな。何にも出来なくなるだろうな。」という、それは鉄壁の守備力を褒めているんだよな的なコメントを発したのでした。「父ち...
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新井孝重『黒田悪党たちの中世史』を読んで、日本語で研究成果を発表することの意味を考えた

新井孝重『黒田悪党たちの中世史』(NHKブックス, 2005)読了黒田というのは伊賀国にあった東大寺の荘園で、今でいう三重県名張市。著者はゴリゴリの日本中世史の研究者です。名張市って全然イメージ無い人多いでしょうが(私も無い)、地理的に言う...
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アンドロメダの自己同一性問題と山南艦長との道行きについて

ヤマト2202の6章におけるアンドロメダについて、土星沖会戦の旗艦だった艦と火星沖会戦でガトランティスの重量制御装置を破壊した艦が同じかどうかで議論になっている。船体が同じなのかどうか、山南艦長が語りかけたのは船体に対してだったのかという問...
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宇宙戦艦ヤマト2202 第6章「回生編」見てきました。

はい、表題の通りです。見てまいりました。このリメイク2作目、アンチもそれなりに多いような印象ですが、私はまあまあ楽しんでおります。最初の方は色々と不安定でしたけどね。1話冒頭の会戦でカラクルム級をうっかり強く描き過ぎたのが決定的なやらかしで...
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『響け! ユーフォニアム』はテンプレ活用の奥深さを見せてくれました

ラノベ修行報告武田綾乃『響け! ユーフォニアム』シリーズの本編5冊を読了致しました。主人公の黃前久美子ちゃんの北宇治高校1年の4月から高校2年の10月まで、吹奏楽のコンペを2年生として戦い終えるまでが描かれています。著者の武田綾乃さんは同志...
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『青白く輝く月を見たか? Did the Moon Shed a Pale Light?』にパニックものではないAI小説の可能性を感じた

久しぶりに森博嗣センパイの著作をまとめ読み。Wシリーズの5冊目『私たちは生きているのか? Are We Under the Biofeedback?』と6冊目『青白く輝く月を見たか? Did the Moon Shed a Pale Lig...