評論 DVパパ・プーチンとジンメンとあたしたちの免責 ロシアを非難する言説に対して「そんなことを言っているとロシア人が傷つくから止めろ」と諌めて回る善意の日本人(らしきアカウント)は若干だが存在している。 だが、そうした対抗言説の主体が、その一方でロシア政府に対する対抗言説を何らかの理由で発し... 2022.07.10 評論
アート&デザイン 美術批評を読むよりずっと大事なことをこっそり書いておく 僕は表の顔はただのちょっと学がありそうなチンピラフリーランスでしかないので、ここで大事なことを書いてもほとんど誰の記憶にも残らないと思うから、ちょっとだけ面白いことを書いておく。 アートと批評について。いわゆる美術批評の存在感がものすごく薄... 2022.07.04 アート&デザイン評論
アート&デザイン 松下哲也のツイッター撤退宣言に逆バンクシー的なメディアパフォーマンスアートを見るべきたった一つの理由 先日、noteにて悲痛なツイッター撤退宣言をされた松下哲也さん。 実証史学の方法論をアピールするわりには自分に関する一次史料を抹消して検証をしづらくした上で独自の史観を展開しておられる気がしますが。 こういうものを見ると、歴史戦とか歴史修正... 2022.05.22 アート&デザイン評論
アート&デザイン Chim↑Pomはいつロシアか中国かシリアで本当にヤバいものを作ってみせてくれるのか Chim↑Pomについては森ビルみたいな安全な相手と遊んでツイッターで(いつものように予定調和で)受けてみせるコンフォートゾーンを飛び出して、ロシアとか中国とかシリアなど手を出すと本当にヤバい筋に絡んでみて欲しいと思っている。 ロシアは怒ら... 2022.05.07 アート&デザイン
インターネット文化 ウクライナの戦争の情報は英語で入手した方が良い たまたま昨日、とある有名ビジネスパーソンのTLを見る機会があり、ウクライナ戦争と特にマリウポリ包囲戦についての長文投稿を読んだ。 結論を言えば典型的な親露派の陰謀論に染まっていて、それが非常に面白かった。例えばアゾフ連隊がマリウポリ市民を銃... 2022.04.22 インターネット文化
書評・読書記録 小川公代『ケアの倫理とエンパワメント』書評 小川公代『ケアの倫理とエンパワメント』読了。 あまりケアの話には深入りしていないように思うが、クイア文学論としてはまあまあ面白い。アンデルセンが両性愛者だったかもしれないとか、「人魚姫」がその影響を受けていたかもしれないという話は初耳でした... 2022.01.06 書評・読書記録
小説 Tiktokの小説紹介は書評なのか書評ではないのか。そして現代のシェア文化に敗北したオールドスクールなチンピラ文化。 書評を生業とする豊崎由美という人が、Tiktokのショート動画による小説紹介で多くの小説の重版を実現させた「けんご」氏を念頭に置いたと思しき発言をツイートして炎上した件。 炎上は最終的に豊崎由美氏が(紆余曲折あったとはいえ形の上では真面目に... 2021.12.14 小説書評・読書記録物書きの仕事評論
小説 倉田悠子『黒猫館・続 黒猫館』と富士見ロマン文庫と日本のオタク文化における「メイド」要素の始まりと 星海社公式ツイッターの告知で紙本は完売間近とあったので、取り急ぎ倉田悠子『黒猫館・続 黒猫館』を購入。 これはリアタイで読んだかどうかはっきりしない。 真っ先にチェックしたのは同時収録の稲葉真弓「私が覆面作家だった頃」。 それによると稲葉に... 2021.08.15 小説評論