批評

fine art

美術手帖が引き起こす勘違い

美術手帖の最新号、世界のアーティスト2024という特集を眺めたんですが、ポリティカル系の人しか出てこないのが色々勘違いを引き起こしている気がしました まず美術手帖の編集部が執筆依頼してるのが清水知子や山本浩貴や近藤銀河やチンポムの人という時...
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東京現代アート論壇は何故ガザには夢中なのにロシアは見て見ぬふりなのか。そこ気になる。

川重にイスラエル製品キャンセルを要求するならエレナ・トゥタッチコワにもロシアをキャンセル要求しようって言われたらどうします? 山本浩貴による飯山由貴らのアクションの擁護論文 飯山由貴はそもそも西美のオファーを断るのが筋だっただろうという意見...
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飯山由貴先生が東京都、群馬県に続き国立西洋美術館にもカチコミをかけた件の感想

最初に結論。 自分たちは正しいことをしているからルールを守らなくても許されると考えている時点で、西洋美術館でデモした連中とイスラエル軍とプーチンは同類だと思います。同じ種類の人間。絶対に連帯したくない人たち。 またヌルいことをしましたね先生...
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村上隆の個展が転売ヤーによる大混乱で幕を開けた問題。

村上隆の個展に集った転売ヤーどもも村上隆の作品なんだすごい、さすが なんて持ち上げることには断固反対です たしかに現代アートの中でもリレーショナルアートやソーシャリーエンゲージドアートと呼ばれる領域では、市民、住民、来場者を巻き込んだ実践を...
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「地域芸術祭・地域アート」はDIY出来る

下働きで呼んでいただいていたアーティスト・イン・レジデンスがほぼ終わりました。 まだ残務処理がありますけども。 さて、このアーティスト・イン・レジデンス。既存の国内アーティスト・イン・レジデンス関係者の手やアドバイスを一切受けずに実施しまし...
インターネット文化

日本ポピュラー文化論壇のtoxicな25年

漫画やゲームやポピュラー音楽が学問や商業批評の対象にもなったことで、仕事としてこれらに接する人、学問のリサーチとして接する人、レクリエーションとして接する人が分化し、しかもこの3者がウェブ上でそれぞれの立場を問うことなく会話するようになった...
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田中武の十六恥漢図シリーズを仏画として解釈する試み

若手キュレーターのYuki Saiki(齋木優城)氏が田中武の当該シリーズを断罪しておられた。 (追記:齋木優城さん、この後、Artstickerの社員キュレーターとして会田誠の「混浴図への道」を取り仕切ってますが、会田誠にはずいぶんとお優...
書評・読書記録

小川公代「翔ぶ女たち 魔女たちのエンパワメント——『テンペスト』から『水星の魔女』まで」感想

トータルでの評価 ・水星の魔女論ではなく魔女とケア論として読むべき。水星の魔女の読み取りはかなり怪しい(後述)し、水星の魔女とはあまり関係ない現代文学についての議論の方が遥かに多い。 ・文芸批評は実証性や正確性、精密性より面白さが大事と割り...