現代アート

アート&デザイン

安藤雅信『どっちつかずのものつくり』(河出書房新社2018)

安藤雅信『どっちつかずのものつくり』(河出書房新社2018)読了。村上隆と安藤雅信の対談がとにかくヤバかった。生活工芸も古道具坂田も既に権威だろう、カウンターカルチャーじゃないだろうというシュートをしかける村上隆、いや茶陶の世界に対するカウ...
アート&デザイン

写真新世紀の30年と国内無双写壇

そういえば今年が最後となったキヤノンの写真新世紀、過去30年間の大賞受賞者のその後を調べてみたことがあるのですが、写真新世紀受賞がキャリアのハイライトになって、その後は行方知れずの人がいっぱいいて驚きました。一応、インターナショナルなコンペ...
アート&デザイン

レジデンシープログラムとNovelJam

アメリカの有力文芸誌のTin Houseが来年1-2月のレジデンシー(執筆合宿のようなもの。滞在費は向こう持ち・外国からのアプライ可)の参加者を募集していて、SF作家向けコースというのもあるんだけど、どのコースも「執筆契約を出版社と交わして...
アート&デザイン

現代アートはパンクロックに似ているのだ。

乱暴な喩えだが、現代アートはパンクロックやギャングスタ・ラップに意味の構造が似ている。ある社会で当たり前とされていることを、それは本当に当たり前なのですかと問いを投げかけるという部分で。静水面にわざわざ石を投げ込んで波紋を作るのが現代アート...
アート&デザイン

「アート無罪」というバズワードを巡る考察

最近生まれたインターネットスラングの一つに「アート無罪」というのがあります。千葉大の大学院生であった笹本なつる氏がブラックボックス展事件を批判した論考で使ったのが、広まるきっかけだったでしょうか。しかし、事実であれば卑劣な犯罪行為があり、主...
fine art

福島市サンチャイルド炎上事件・参戦諸将の得失点表

ツイッターで炎上していた福島市のヤノベケンジ作「サンチャイルド」ですが、木幡市長があっさり撤去を決断して一件落着となりました。この戦いに参加した各方面から勝利の雄叫びとか、それで良いのかというボヤきとか色々と流れていますが、特に攻め手側に現...
fine art

写真家の横木安良夫によるkaoRi氏批判がこれまた熱い

荒木経惟に対するkaoRi氏のmetoo告発に対して、広告写真家の横木安良夫が熱い批判を展開しています。「荒木経惟とKaoRi告白問題についての私見  (敬称略)」横木安良夫は今69歳で、詳細はこちらを見ていただきたいのですが、20世紀の終...
アート&デザイン

TOKYO ART FLOWの竜頭蛇尾な感じ

昨年7月末に「TOKYO ART FLOW は、二子玉川を舞台に、世界水準の文化情報発信をめざし、継続的に発展させるアートフェスティバルです。」と宣言して始まった二子玉川の地域アートフェス。既に1年以上が経ち、そういえば第2回はやったんだろ...