制度についてのリテラシーが無くても生きていることは出来るでしょうが

図書館からの帰りに、山道を上りながら考えました。

社会制度についてのリテラシーというものが概念化出来ないかと。

何の話かと申しますと、例えばネット上のニュースについて付けられる一般大衆のコメントなどを拝読したときに、それは法律上ありえないだろうとか、制度上そんなとこが管轄してる案件じゃないぞそれとか、手続きに食われる時間やマンパワーのこと何も考えとらんなこいつとか、そういうね。世の中の基本的な仕組みを全く理解していないような発想、発言がわんさかあるんです。

法律があって行政マンの裁量があって手続きがあって、会社があれば社内に色々な部署があり命令系統があって、ビジネス案件であれば発注者がいて契約書があって権利関係があって・・・・・そういうことって、わかってる人にはわかってますよね。

何か新しいビジネスを立ち上げるんだったら、どこのお役所が規制や指導を担当してるんだとか、法律はどうなってるとか、どんな会社との新規取引が発生するとか、社内での決済はどう取るとか、契約書はどんな内容にするとか考えないと何も進みませんからね。

ところが世の中にはいい年をして、そういうことを一切考えられないおじさんおばさんが(!!)物凄い数で存在している。

以前に地元の里山紛争で出てきたおじさんおばさんたちがそうだったのですが、あれは特殊かと思っていたらいや全然そんなこと無かった。それでも、そんな人でもちゃんと人生やれてるのは凄いなあと思うと同時に、もうちょっと皆さん制度リテラシーがあったら、もうちょっと世の中まともなんじゃないかなあとも考えました。