夕方、妻を病院に送っていった時のことです。食堂でメールを打っていたら年配の女性が公衆電話で話していました。「今日、主人が亡くなったので・・・」
深夜、分娩室で息子が生まれるところに立ち会って来ました。出てきた時は凄い泣き声を上げていたんですが、その後は難しい顔で考え込んだままです。・・・・・哲学者の息子はやはり哲学者なんでしょうか。
人ひとり生まれてくるにもこれだけ大騒ぎがあるんですね。気軽に死ぬとか死ねとか殺すとか口走っているあほたれは大勢いますが、人の生き死にというのは厳粛なものなんだなと思いました。日本をイニゴやアラトリステが生きた時代のような場所にしてはいかん。つくづくそう思いましたね。
いつか息子を連れてレオンの、隊長の故郷に行きます。