2020-05

評論

緊急事態宣言下で『風と木の詩』を読んだ

竹宮恵子は『地球へ…』は読んだことがあったのですが、こちらは機会が無く未読のままでした。しかしながら日本ポピュラー文化史上不滅の金字塔、重要さ間違いなくSランクのこれ、決して読みたくないわけではなかったので、文庫版を取り寄せて一気に通読して...
大学の講義関連

自分で自分にアドバイスする

先生を「本気で」やった経験から得られたものは多いんですが、これは全く予想外だったというものを一つ。現役時代も現在も、教え子に「こういう状況なんですがどうしたら良いでしょう」と相談されることが多いのです。その時にはなるべく客観的で常識的な見解...
アート&デザイン

子どもの分の定額給付金10万円、問答無用で親が全額召し上げるのは止めた方が良い

いよいよ支給が始まった定額給付金。親と子のバトルも始まっているようです。キャリコネニュースさんより。家族の10万円の使い道に不満を募らせる声もあった。富山県で事務・管理職をする30代女性は、中学2年生の息子について綴る。「『自分の給付金は自...
書評・読書記録

米原万里『オリガ・モリソヴナの反語法』のやりたい放題の幸福

米原万里『オリガ・モリソヴナの反語法』視点人物はバシバシ切り替わるわ、誰が喋ってるんだかわからない台詞はいっぱいあるわ、情報収集担当キャラがドラえもんのポケットから次々にビンゴ資料を出してくれるわ、説明的長台詞多いわ、繕いだらけのご都合主義...
エディ・アイカウ

図書館ファンタジー小説への疑問あるいは異議

小説のサブジャンルとして図書館ものというジャンルがある、という主張には同意していただけるかと思います。『図書館戦争』というのは未読ですが、『図書館の魔女』は途中までは読みました。外国の有名どころなら何と言っても『薔薇の名前』。中島敦にも『文...
物書きの仕事

「ナナカマドの娘」第2エピソードあとがき

「ナナカマドの娘」の第2エピソード「南極星像の秘密」編はいかがでしたか?このエピソードは、東方軒という店がどんな客層を集めているのかを提示するというのがそもそもの役割でした。最初のエピソードでブレイとイェビ=ジェミの夫婦としての関係性を50...