小説

小説

‘Cead mile failte’と’As the coffin lid closing.’

小説を書いていて自分が昔読んだり見たりしたものがふっと出てくることは多いんです。例えばの話。暗闇の中で待機していた船に、敵陣に潜入した工作員が戻ってくるシーン。そういうのを半月くらい前に書いた。その時に自分がイメージしていた情景ってのは、も...
エディ・アイカウ

図書館ファンタジー小説への疑問あるいは異議

小説のサブジャンルとして図書館ものというジャンルがある、という主張には同意していただけるかと思います。『図書館戦争』というのは未読ですが、『図書館の魔女』は途中までは読みました。外国の有名どころなら何と言っても『薔薇の名前』。中島敦にも『文...
アート&デザイン

「冒険者ギルド」ではない戦士の自治組織としてRoyal Charterとapprenticeshipを組み合わせた「傭兵組合」を考えた話

今年になって自分がずっと書き続けている異世界小説には「傭兵組合」というものが登場する。作中の時系列で2作目になる「竜の居ない国」ではかなり重要な役割を担い、3作目「叙任式」ではこの組織そのものが舞台となった。一見すると、ナーロッパによくある...
小説

ファンタジー小説におけるフェミニズムの系譜についての覚書

修士課程にいた頃に読んだ小谷真理『ファンタジーの冒険』(ちくま新書、1998)を久しぶりに読み返してみた。小谷によると現代に通じるファンタジー(近代以前の妖精譚や怪談ではなく、小説家の書いた作品としてのファンタジー)の萌芽は19世紀なかばの...
アラトリステ

目指せ日本ファンタジーノベル大賞

仕事の合間に小説を書いています。4章を書き終わって5章に入ったところです。4章では主人公が最初の旅の仲間たちである二人の傭兵と出会い、これを口説きます。この二人のモデルは明確で、ディエゴ・アラトリステとイニゴ・バルボアです。もちろん名前は変...
小説

サトクリフ『太陽の戦士』『運命の騎士』

まだ続いていたローズマリ・サトクリフを集中して読むキャンペーン今日は2冊まとめてご紹介Warrior Scarlet (1958) 邦題『太陽の戦士』Knight's Fee (1960) 邦題『運命の騎士』いままで紹介してきたのは、イタリ...
アート&デザイン

『辺境のオオカミ』(Frontier Wolf, 1980)

ローズマリー・サトクリフを集中的に読むキャンペーンローマン・ブリテン・シリーズで最後にご紹介するのは、イルカの紋章のアクイラ一族の物語で古い方から3番目。『銀の枝』の46年後である西暦342年から343年にかけてのお話。『ともしびをかかげて...