小説 Tiktokの小説紹介は書評なのか書評ではないのか。そして現代のシェア文化に敗北したオールドスクールなチンピラ文化。 書評を生業とする豊崎由美という人が、Tiktokのショート動画による小説紹介で多くの小説の重版を実現させた「けんご」氏を念頭に置いたと思しき発言をツイートして炎上した件。炎上は最終的に豊崎由美氏が(紆余曲折あったとはいえ形の上では真面目に)... 2021.12.14 小説書評・読書記録物書きの仕事評論
評論 日本ファンタジーノベル大賞2021決定発表号を読んで倒れそうになった。 恩田陸の発言にびっくり小説新潮を確認。日本ファンタジーノベル大賞2021決定発表号。選評でいきなり恩田陸がファンタジーは手段であって目的ではないと言い切っていてずっこけた。ファンタジー小説好きがファンタジー小説を書き、読むのはファンタジーが... 2021.11.25 評論
小説 日本ファンタジーノベル大賞とブランディングとKADOKAWA無双 日本ファンタジーノベル大賞、今年の私の挑戦は「従来のファンノベ大賞受賞作からかけ離れた方向でぶっ飛んだエンタメがどこまで勝ち上がるか」を計測するというコンセプトでの実験でした。そのために過去の受賞作も片っ端から読み、応募作は15人くらいの老... 2021.10.26 小説評論
小説 倉田悠子『黒猫館・続 黒猫館』と富士見ロマン文庫と日本のオタク文化における「メイド」要素の始まりと 星海社公式ツイッターの告知で紙本は完売間近とあったので、取り急ぎ倉田悠子『黒猫館・続 黒猫館』を購入。これはリアタイで読んだかどうかはっきりしない。真っ先にチェックしたのは同時収録の稲葉真弓「私が覆面作家だった頃」。それによると稲葉に「くり... 2021.08.15 小説評論
アート&デザイン 写真新世紀の30年と国内無双写壇 そういえば今年が最後となったキヤノンの写真新世紀、過去30年間の大賞受賞者のその後を調べてみたことがあるのですが、写真新世紀受賞がキャリアのハイライトになって、その後は行方知れずの人がいっぱいいて驚きました。一応、インターナショナルなコンペ... 2021.08.15 アート&デザイン評論
評論 2020TOKYOは「90年代サブカルの葬式」 小林賢太郎さんという方、名前を拝見するのも私は初めてなんですが、きっと今現在は立派な方なんだと思います。ただ、ホロコーストは「永遠に絶対許さない」のスタンスの国が幾つかあるので、どうしてもというのであれば事前に自分から「昔こういうことをやっ... 2021.07.23 評論
小説 書評:佐藤亜紀『バルタザールの遍歴』 佐藤亜紀『バルタザールの遍歴』読了。1991年の日本ファンタジーノベル大賞受賞作。日本ファンタジーノベル大賞は『後宮小説』とこれで路線が決定的になった感がありますね。内容は佐藤の好きな20世紀初頭のドイツを舞台にしたピカレスク幽体離脱ドタバ... 2021.07.10 小説書評・読書記録評論
評論 適度に意味不明な商品と日本の批評界隈 自分でも意味内容が確定出来ていないけど、いかにも意味ありげに見える・響く言葉を考案して、それを使って意味ありげ(だけれども実は大した話はしていない)な論考を公開していって、バズの気配が出た案件を仲間内でせえので一斉に神輿に担ぐ。というのは批... 2021.07.09 評論