書評・読書記録

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岡本裕一郎『いま世界の哲学者が考えていること』

今日はこの本を読んでました著者は九州大で博士号を取って玉川大で思想史を教えている人。日本では哲学の先生というと古今東西の著名な思想家の思想研究(例えば以前にいきなり私をバカ呼ばわりした早稲田大学教授の森元孝さんはアメリカの思想家であるアルフ...
書評・読書記録

例の本を鵜呑みにするか批判的に読めるかが、AIに仕事を奪われるかどうかの目安なのかもしれないな

今日、Coder Dojoで息子が楽しくプログラミングしている間、あまりにもヒマ過ぎたので立川の本屋で新井紀子の例の本を立ち読みしました。考えたことを箇条書きで記録しておきます。1) 研究者の書いた本らしくない 多くの研究者は「最低限これは...
書評・読書記録

「劇場版ウルトラマンジード 繋ぐぜ! 願い!!」は笑いあり涙ありの寅さん映画みたいな

ドラえもんに続き今日はウルトラマンジード。公開2日目とはいえ昭島なんて田舎なら空いているかと思って行ったらもう最前列しか席残っていませんでした。ライハの太ももとかモアの就活スーツの膝とかそんなのばっか目の前にアップで映されて、ふともも写真に...
書評・読書記録

ベン・ホロウィッツ『ハード・シングス』中身は案外真っ当

今さら読んでみましたハードシングス。テックスタートアップを創業した著者が何度ももう終わりなんじゃないかという経験をしながら、8年後に会社を高値でヒューレット・パッカードに売却するまでの経験を振り返った本です。一難去ってまた一難、毎日が炎上、...
小説

サトクリフ『太陽の戦士』『運命の騎士』

まだ続いていたローズマリ・サトクリフを集中して読むキャンペーン今日は2冊まとめてご紹介Warrior Scarlet (1958) 邦題『太陽の戦士』Knight's Fee (1960) 邦題『運命の騎士』いままで紹介してきたのは、イタリ...
アート&デザイン

映画の「ゲド戦記」が酷評される理由

アニメ映画の「ゲド戦記」先程見終わりました。何で酷評されているのかわかった。ディズニー映画に慣れた人にはこれは無理ってことですよ。爆発とか炎上とかクドいメロドラマとか一切無いものねえ。ベイマックスみたいなサービス満点どんなバカでも見どころが...
アート&デザイン

『辺境のオオカミ』(Frontier Wolf, 1980)

ローズマリー・サトクリフを集中的に読むキャンペーンローマン・ブリテン・シリーズで最後にご紹介するのは、イルカの紋章のアクイラ一族の物語で古い方から3番目。『銀の枝』の46年後である西暦342年から343年にかけてのお話。『ともしびをかかげて...
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サトクリフ『銀の枝』も読んだ

ローズマリー・サトクリフを集中的に読むキャンペーン。いよいよゴールが見えてきました。今回ご紹介するのは、イルカの紋章を受け継ぐアクイラ一族の物語の、時代が古い方から二つ目。『銀の枝』(The Silver Branch, 1957)初代マー...