先週はニュージーランドのオタゴ大学で、「太平洋歴史学会Pacific History Association」の隔年大会が開催されていたようです。そのプログラムを見たら、あのベン・フィニー先生も発表者に。こんなタイトル。
「Ben Finney, From Experimental to Cultural Identity: Voyaging in the Pacific」
(太平洋の航海実践:実験から文化的アイデンティティへ)
これは多分、学術研究から始まった航海カヌー文化研究が、いつしかポリネシア人の文化復興の核になっていったプロセスを論じた発表なのでしょうねえ。同じセッションにこんなのもある。
「Elise Huffer, Women Navigators in the Pacific: Does the exception confirm the rule?」
(太平洋における女性の航法師たち:この例外をいかに捉えるべきか?)
発表者はフィジーにあるサウスパシフィック大の研究者です。ちょっと発表の内容まではわからないですが、これも面白そうですねえ。
こんなのもある。
「Akira Goto, The Significance of the Oceanic Collection in the Oceanic Culture Museum in Okinawa: With Special Reference to its Canoe Collection」
(沖縄海洋文化博物館収蔵資料の重要性:そのカヌー・コレクションを中心に)
同志社女子大の後藤明先生ですね。相変わらず太平洋を股にかけて飛び回っておられるようで・・・
大会公式ウェブサイトはこちらです。
http://pacifichistoryassociation.com/17th_biennial_conference.htm