海オヤジたちの邂逅

 いきなり藤沢に呼び出されて、デュークさんや拓海広志さんと飲んで参りました。

 以前にデュークさんの話を拓海さんにしたところ、非常に興味を持たれて是非ともデュークさんに会いたいということになり、この度めでたく二人の海オヤジの邂逅となった次第です。いや、面白かったですよ。今回あらためてOcean Legendプロジェクトの根底にある哲学についてもじっくりうかがうことが出来ましたし、拓海さんの武勇伝もまた色々と出てきました。詳しく書けないのが残念ですが、やっぱり変ですよこの人。デュークさんみたいな常識人と並ぶと、そのハチャメチャぶりが際だちます。

 それで、今日一番びっくりした話。拓海さんたちが80年代後半にヤップ島で航海カヌー「ムソウマル」を造っていた頃、同じアルバトロス・クラブの別働隊がでっかいリジッドのカヤックのお化けみたいな艇を造って、パドリングだけでウラジオストックから新潟まで日本海をまっすぐ突っ切って漕ぎ渡っていたとか。

 それって1000キロくらいありますからね。Ocean Legendの小笠原ステージの日本海版みたいなもんです。そんなどえらいことを20年前に既にやっていた連中が居るんですねえ。

 それともう一つ。やはりアルバトロス・クラブのメンバー(ニュージーランド人)がニュージーランド人で編成したクルーでフィリピンからマダガスカル島まで、ダブルアウトリガーの航海カヌーで一気に航海したことがあるんだそうです。まさにマダガスカル先住民の植民ルートの再現ですよね。こちらもびっくりでした。

 エクストリームな航海カヌー野郎たちの冒険航海は、今知られている以外にも沢山あるんですねえ。いや、驚いた。