カマ・ヘレのエンジン(周辺機器)不調

 既に船団は赤道無風帯を出て、復路の曳航も終了していますが、ここでカマ・ヘレのエンジン回りに少しトラブルがあったみたいです。

 といっても、エンジンそのものが問題なのではなく、今回は燃料フィルターが詰まったか何かして、洋上での交換作業になったとのこと。日本航海では高知県沖で駆動系の軸受けが不調になってましたが、今回もエンジン本体ではない部分ですね。

 小型船舶のディーゼルエンジンの燃料フィルターというのがどういったものかはよくわかりませんが、自家用車の燃料フィルターを交換した経験から類推すると、交換作業そのものは(手が届きやすい場所にフィルターがあるなら)簡単、ただしちょっと危険な作業ということになります。自動車の場合はまず、燃料ポンプの電源ケーブルを抜いて、燃料に圧力が万が一にもかからないようにしてから(燃圧がかかっているとフィルターを外した瞬間に燃料が吹き出してくるので)、フィルターアセンブリの出口と入り口の2カ所のナットを外して新しいアセンブリに付け替えて終わり。
  
 ま、どうやっても多少のガソリンは漏れるので、火気厳禁の作業なんですけどね。あと、作業の後は手が燃料臭くなる。

 カマ・ヘレの場合は燃料フィルターが3つも付いているそうです。ご苦労さまです。

http://www.hokuleawwv.org/voyagers/blog/2009/03/kama-hele-evening-report-10