ホクレアが西に転針。そして・・・

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 カマ・ヘレのマイクおじさんが最新の状況をまた長い文章で説明してくれています。

http://www.hokuleawwv.org/voyagers/blog/2009/03/kama-hele-special-report

 まずハワイ時間の18日朝、ホクレアは進路を西に向けました。結局、北極星はよく見えなかったみたいですが、それでもブルース船長の決断はほぼビンゴ。時間をかければキングマン岩礁からの相対位置を推測してパルミラ環礁に到着出来たのではないかという針路変更ですね。マイクおじさんも「たぶん、金曜日までにブルースはパルミラ環礁を自力で発見しただろう」とコメントしています。

 ただ、ブルース船長自身が出航前にナイノア会長に、航法の成功よりもパルミラ環礁の環境保全を優先して判断してくれと頼んでおられたそうで、午後になってナイノア会長がカマ・ヘレによる曳航とGPSによる航法への切り替えを指示。以降は船団はまっすぐパルミラ環礁に向かっているとのことです。

 ナイノア会長はパルミラ環礁までの航法の難易度を、かつて自身がウェイファインダーを務めたラパ・ヌイ発見と同じくらいに難しいものと評した上で(パルミラ環礁は平坦な島だけれども周囲に他の島もある。ラパ・ヌイは絶海の孤島だけれども火山島なので、視認はしやすい)、自分がウェイファインディングの中止を指示した時点でブルース船長は確実にパルミラ環礁へホクレアを寄せていたし、おそらくパルミラ環礁まで自力で行くことは出来ただろうと評価しています。