小説 倉田悠子『黒猫館・続 黒猫館』と富士見ロマン文庫と日本のオタク文化における「メイド」要素の始まりと 星海社公式ツイッターの告知で紙本は完売間近とあったので、取り急ぎ倉田悠子『黒猫館・続 黒猫館』を購入。 これはリアタイで読んだかどうかはっきりしない。 真っ先にチェックしたのは同時収録の稲葉真弓「私が覆面作家だった頃」。 それによると稲葉に... 2021.08.15 小説評論
小説 スリップストリーム文学短編戦線の絶望的戦況 一昨日は「阿波しらさぎ文学賞」の結果発表だったんだけど(注:私は不参加。その理由を説明するエントリである)、一次通過者とか最終審査まで上がった人とか、それなりに知り合いがいるのですよ。公募で上位に来る人ってある種の「常連」化するので、2年も... 2021.08.12 小説
小説 金蓮花『蝶々姫綺譚』と朝鮮ファンタジーとポストコロニアル文学 金蓮花『蝶々姫綺譚』(コバルト文庫1995)入手。作者は在日朝鮮人3世でこのシリーズは朝鮮ファンタジーという、少女小説でも珍しいもの。 ちなみにこれが彼女のデビュー作ですが、文章はめちゃくちゃ上手い!! です。90年代後半のコバルト文庫を代... 2021.06.15 小説書評・読書記録