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余白のアートフェア2を終えて考えたことをまとめる(思想編)

この記事では余白のアートフェアという極めて特異なアート運動を立ち上げるにあたって、私がディレクターである山崎晴太郎の「余白」思想に何をこっそり追加したのかを書く。 それは、一言で言うなら「贈与のアート空間」を創るというプロジェクトだった。思...
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余白のアートフェア2を終えて考えたことをまとめる(プロマネ編)

余白のアートフェア1&2には41年分の試行錯誤が詰まっている 私はこれくらいの規模のイベントは数え切れないくらい手掛けてきたのだけれど、余白1&2はその中でも特に上手くいったイベントという実感がある。ただし偶然そうなったということでもない。...
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オープンコラボレーション型の現代アートフェアが生まれつつある

余白のアートフェア2、運営のリソースが逼迫しているのを見た出展アーティストさんたちが、非公式のDIG&グッズまとめサイトを立ち上げたり、キャプションテンプレを配布したり、お互いの作品を推薦しあったりとあれこれ動きはじめていて、新しい文化が生...
アート&デザイン

クリスチャン・ラッセンと「インテリア絵画」という語彙(それは1993年には存在していた)

「インテリア絵画」は1993年には「ギャラリーフェイク」で使われている原田裕規が篠田節子の小説『青の純度』の参考文献一覧に自分の本が無かったことについて不満を各所で発信している件について一点、事実関係で指摘しておきたいことがあったので記して...
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ドローイングdrawingの意味内容

「引いて描く」のがドローイングdrawの元々の意味は「引っ張る」 木炭やペン(英語ではdrawing tool)で絵を描くときにはこれらのdrawing toolを「引っ張る」動きをするので、それによって描かれたものはdrawingと呼ばれ...
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2025 年における愛☆まどんな論:ネオ・ポップおよびキャラクター絵画との比較から(PDF無料公開中)

愛☆まどんなさんより、論文における画像使用の許可が出ましたので、こちらは全文無料で公開します。(もしかするといずれ無料じゃなくなるかもしれない)。愛☆まどんな論ダウンロード
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『現代アートとしての「キャラクター絵画」の構造:アニメの記号論・データベースの身体・デジタル絵画への抗い』

epub販売中です。以外なほどに売れてます。ありがとうございます。『現代アートとしての「キャラクター絵画」の構造:アニメの記号論・データベースの身体・デジタル絵画への抗い』 加藤晃生著Kindleにも出ました
アート&デザイン

アングラ・鬼畜・悪趣味文化に関わるなら20代まで。さっと稼いでさっと足を洗え。

カオスラウンジの歴史をあらためてチェックして思い出したのは1980-90年代のいわゆる「鬼畜・悪趣味」コンテンツビジネスの顛末です。この時代は得体のしれないポルノ雑誌の全盛期で、とにかく写真のところにヌードやカラミがあれば文章ページは何でも...