小説

2019年2月末に突然思い立って小説を書き始めました。

公募にも出してみたりしています。結果は色々ですが。最近は一次、二次、最終といったところまで行けることが増えました。

「アルソウムの双剣」シリーズ

元はエブリスタで書いていましたが現在はノベリズムに移動しました。

1:みちしるべの歌 Waymark Songs -アルソウムの双剣I-
 アルソウム連合王国陸軍チェレク連隊第八中隊長に史上最年少で抜擢されたイェビ=ジェミは、戦死した部下の最後の給料を遺族に届けるため、たった一人で連隊を離れて連合王国の西の果てに向かった。旅の途中、ひょんなことから強盗殺人事件の犯人の追跡を引き受けたイェビ=ジェミは、深い山の中で不思議な伝説を伝えて生きる人々と知り合い、族長の娘ブレイとともに旅を続けることになる。幾つもの冒険を経て聖地アレバ山にたどり着いた二人が見たものとは……

2:ナナカマドの娘 Rowan’s Daughter -アルソウムの双剣II-

アレバ山への旅を経て結ばれたブレイとイェビ=ジェミは、首都ゼルワの下町で暮らし始めた。腕利きの傭兵としてたちまち引っ張りだこになっていくイェビ=ジェミを見て、ブレイは焦りをおぼえる。しかし二人が下宿する居酒屋「銀陽亭」に集まる常連客たちはそんなブレイを暖かく見守り、いつしかブレイは大都会の中に自分の居場所を見つけていく。一方、アルソウム王宮では「パルセノイ女神の娘」ブレイの存在が注目を集めており、やがて二人は宮廷政治に巻き込まれて……

 

3:湖賊 Bandits on the Lake ーアルソウムの双剣IIIー
 傭兵イェビ=ジェミとその妻ブレイに引き取られたファイスは14歳になり、正式にイェビ=ジェミに弟子入りして傭兵親方への道を歩きだした。その頃、連合王国の南に広がる巨大な湖では湖賊と呼ばれる盗賊団が出没し、エマオ王国・バツェ王国との通商に甚大な被害を与えていた。この湖賊への対策を話し合う国際会議にアルソウム連合王国の武官代表として出席することになったイェビ=ジェミの従者として南に向かったファイスは、港町ウアラプエで不思議な少女に出会う。それは、後に湖賊紛争と呼ばれる戦いの始まりだった。

4:アレチノギク The Seed of Erigeron -アルソウムの双剣IV-
 湖賊紛争から5年後、イニシュアとファイスはあの日の約束を守ってウアラプエ港で再会する。一人前の傭兵として戻ってきたファイスに驚くイニシュア。二人は詩人のチェプサリ、画家のジグル、そして銀陽亭の先代主人フラビアを連れてショナムル支族の村へと向かう。幾つもの不思議な縁に導かれた二人は、やがてアルソウム王家最大の謎を解き明かす鍵を手にするが……

 

5:兵站の王 Commissary General ―アルソウムの双剣Vー【エブリスタ「次に読みたいファンタジー 宮廷・王族・継承編」3位入賞作品】
 帝国暦1550年1月。アルソウム連合王国の海外領土ラファル島に駐屯するアルソウム陸軍チェレク連隊に出動命令が下った。中央海を越えた北の友好国グディニャの港湾都市イグリムに移動し、アルソウム商館の権益を守れというものである。しかし、今のチェレク連隊に外国遠征を経験した者はおらず、何から手をつければ良いのかもわからない。かくして若き主計参謀シムロン・グウィルの大冒険が幕を開けた。後にアルソウム連合王国首席大臣グウィル卿・陸軍大臣ガイリオル卿となる二人の俊英の初遭遇、そしてアルソウムの双剣が歴史に初めて登場する瞬間を描いた長編。

 

6:竜が居ない国 Land without Dragons ―アルソウムの双剣VI―

名門大学を出ているにもかかわらず実家のワイン農園を細々と経営して満足していたヴェレン・ソルは、ある日、財務庁で官僚をしている大学時代の友人から呼び出しを受ける。莫大な報酬とともに提示されたのは、連合王国北部で進む巨大工事の査察という仕事であった。何故、わざわざ自分のような道楽者に? 首を傾げながらも首都随一の腕利き傭兵イェビ=ジェミ、その弟子ファイスを従えて北に向かったソル。ブレルの丘陵地帯を越え、ディエブ川を下り、途中、不思議な少女リムを仲間に加えながら、ついにソルはクヒアの町の工事現場にたどり着く。そこで一行が見たものとは?

 「兵站の王」シムロン・グウィルと「ダナエ大学の伝説の仕掛人」ヴェレン・ソル、二人の天才の頭脳戦が幕を開ける。

 

7:天頂環 On Upside-Down Rainbow -アルソウムの双剣VII-

女性は大学に入れない国で大学生になることを目指す少女が、ひょんなことから鬼畜先生の異名をとるほど学生に厳しい歴史学者の秘書になったのですが、そこは変人と奇人が跳梁跋扈するおそるべき町でした……

『竜が居ない国』のヒロイン、リムがいよいよ学問の世界に乗り込みます。

ミライズマガジン連載

ミライズマガジン様で未来予測SF短編を書いています。コンセプトとしては「SFファンではなくビジネスパーソン向け」「数年後には実現していても不思議ではない商品やサービスがある光景を描く」というものです。

 あらすじ:大人の発達障害を持つITエンジニアのマリコは、新卒で入ったSIerを適応障害で退職してしまう。それからずっと実家でゲームに明け暮れていたが、とあるきっかけから地元の中小企業にシステムエンジニアとして採用され、自然言語処理AIを使ったプログラムを駆使して、会社を裏から支配するように……

あらすじ:2020年、新型コロナウイルスのパンデミックによって完全リモート勤務になったウェブ広告営業のハルカは、slackやZOOMだけでのコミュニケーションに物足りなさを感じていた。もっと下らないコミュニケーションがしたいと考えたハルカは、あるアプリのアイデアを思いつく。