評論

小説

倉田悠子『黒猫館・続 黒猫館』と富士見ロマン文庫と日本のオタク文化における「メイド」要素の始まりと

星海社公式ツイッターの告知で紙本は完売間近とあったので、取り急ぎ倉田悠子『黒猫館・続 黒猫館』を購入。これはリアタイで読んだかどうかはっきりしない。真っ先にチェックしたのは同時収録の稲葉真弓「私が覆面作家だった頃」。それによると稲葉に「くり...
アート&デザイン

写真新世紀の30年と国内無双写壇

そういえば今年が最後となったキヤノンの写真新世紀、過去30年間の大賞受賞者のその後を調べてみたことがあるのですが、写真新世紀受賞がキャリアのハイライトになって、その後は行方知れずの人がいっぱいいて驚きました。一応、インターナショナルなコンペ...
評論

2020TOKYOは「90年代サブカルの葬式」

小林賢太郎さんという方、名前を拝見するのも私は初めてなんですが、きっと今現在は立派な方なんだと思います。ただ、ホロコーストは「永遠に絶対許さない」のスタンスの国が幾つかあるので、どうしてもというのであれば事前に自分から「昔こういうことをやっ...
小説

書評:佐藤亜紀『バルタザールの遍歴』

佐藤亜紀『バルタザールの遍歴』読了。1991年の日本ファンタジーノベル大賞受賞作。日本ファンタジーノベル大賞は『後宮小説』とこれで路線が決定的になった感がありますね。内容は佐藤の好きな20世紀初頭のドイツを舞台にしたピカレスク幽体離脱ドタバ...
評論

適度に意味不明な商品と日本の批評界隈

自分でも意味内容が確定出来ていないけど、いかにも意味ありげに見える・響く言葉を考案して、それを使って意味ありげ(だけれども実は大した話はしていない)な論考を公開していって、バズの気配が出た案件を仲間内でせえので一斉に神輿に担ぐ。というのは批...
評論

尾身バッシングというビジネスモデル

尾身という人は医者の立場からはこう見える、こう考えるということを言っているだけだと思うのですが、まるで彼が新型コロナ対策の最高責任者で全権限を掌握しているみたいに考えている人が多いような気がします。全権限を掌握して対策を決定しているのはスガ...
コミュニケーション

トリックスターからジャックリーの乱へ

社会の不満をすくい上げて根拠のない誹謗中傷にしてツイッターにぶん投げることを繰り返していると、フォロワーさんも増えていって、場合によっては万単位のフォロワーが付くことがあるでしょう。そうした人々に本やグッズや有料メルマガや有料noteを売り...
アート&デザイン

バッシングしていいのは、バッシングされる覚悟があるヤツだけだ。

呉座勇一による北村紗衣の容姿侮辱に端を発した騒動は日文研による注意処分での決着を見ました(罪を憎んで人を憎まず、大事ですよ)。ここから派生して、電凸という言葉を巡るかなり不毛な戦いが巻き起こっていた(今もかな)わけですが、中高年男性研究者チ...