小説

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ライト文芸でよく見る接続助詞で文を裁ち落とす技とジェンダー

ラノベなのか少女小説なのかわかりませんが、いわゆるライト文芸で、接続助詞で文を終わるという書き方がありますね。特に「て」 接続助詞「て」とは、例えば「白くて」とか「投げて」の3文字目にくっついている「て」です。新井素子(実は立教大文学部の先...
小説

「黒ずくめの服装で痘痕顔で双剣を使う殺し屋」と「ラクダと旅するヒッピー」

『湖賊』は今朝の更新でいよいよ謎の怪人「黒ワニ」が出てきましたね。彼のモデルは、私が2005年に翻訳したスペインの冒険小説「アラトリステ」に登場する「黒ずくめの服装で痘痕顔で双剣を使う殺し屋」のグァルテリオ・マラテスタです。彼はこんな感じの...
アート&デザイン

小説を書いているうちに、自分が書いているものが面白いのかどうかわからなくなってくる。

小説を書いているうちに、自分が書いているものが面白いのかどうかわからなくなってくる。 というフレーズはあちこちで目にするけれども(紙の本をいっぱい売ってる人でもこれ言う人珍しくない)、どういう思考の仕組みが入っているとそうなるのかが、想像し...
小説

‘Cead mile failte’と’As the coffin lid closing.’

小説を書いていて自分が昔読んだり見たりしたものがふっと出てくることは多いんです。例えばの話。暗闇の中で待機していた船に、敵陣に潜入した工作員が戻ってくるシーン。そういうのを半月くらい前に書いた。その時に自分がイメージしていた情景ってのは、も...
エディ・アイカウ

図書館ファンタジー小説への疑問あるいは異議

小説のサブジャンルとして図書館ものというジャンルがある、という主張には同意していただけるかと思います。『図書館戦争』というのは未読ですが、『図書館の魔女』は途中までは読みました。外国の有名どころなら何と言っても『薔薇の名前』。中島敦にも『文...
アート&デザイン

「冒険者ギルド」ではない戦士の自治組織としてRoyal Charterとapprenticeshipを組み合わせた「傭兵組合」を考えた話

今年になって自分がずっと書き続けている異世界小説には「傭兵組合」というものが登場する。作中の時系列で2作目になる「竜の居ない国」ではかなり重要な役割を担い、3作目「叙任式」ではこの組織そのものが舞台となった。一見すると、ナーロッパによくある...
小説

ファンタジー小説におけるフェミニズムの系譜についての覚書

修士課程にいた頃に読んだ小谷真理『ファンタジーの冒険』(ちくま新書、1998)を久しぶりに読み返してみた。小谷によると現代に通じるファンタジー(近代以前の妖精譚や怪談ではなく、小説家の書いた作品としてのファンタジー)の萌芽は19世紀なかばの...
小説

異世界シャワーとファンタジーにおける社会科学的諸問題

ラノベを書こうと思って色々と調べているうちに、「異世界シャワー問題」という議論が2年ほど前に勃発していたという話を見つけた。異世界転生ものは東アジアのウェブ小説やラノベでは圧倒的な主流ジャンルらしいのだが、その手法で書かれたラノベが早川書房...