Vシネクスト「仮面ライダーグリス / ドルヲタ、推しと付き合うってよ」を見てきた

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仮面ライダージオウが終わって仮面ライダーゼロワンが始まるタイミングですが、早速、息子と二人で見てきました。

「仮面ライダーグリス」

【脚本】

さすが武藤将吾。としか言いようがないです。

上手い。よくぞ1時間でここまで要素を詰め込んで、ここまでバランス取れたなあと。Vシネ第1弾だった「仮面ライダークローズ」の経験が生きてますかね。あれはあれで良いんですが、追加ヒロインの処理がちょっと浮いてしまった。仮面ライダービルドのファンの間では、「メインヒロインは万丈」で確定していましたから。今回は、もちろんクローズのときのゲストヒロインを呼ぶ予算も出番も無かったからでしょうけど、跡形もなくなってました。誰でしたっけ。永尾まりやという人が演じた「馬渕由衣」か。

ビルド本編の主要キャラもほぼ全部出してもらって、葛城忍・巧の親子関係まで伏線に使われていたし、各キャラのお約束ネタも全部入れてあったし、お笑いとシリアスのバランスも良かったし。ビルド本編はビターエンドでしたが、ビルドNEW WORLDの最後はパーフェクトハッピーエンド、かな? 出てこなかったけど石動惣一は娘にネクタイ買ってもらってたし、エボルトは「クローズ」で苦手なアニキを倒して宇宙に帰れたし。

【役者陣】

やはりビルドチームの完成度は無敵でした。みなさん、これが猿渡一海だよな、とか、これが桐生戦兎でしょ、とか、これが滝川紗羽ですよね、という、そうそうそれが見たかったんだよというものをパーフェクツに見せてくれました。一人ひとりも上手いし、全体としても上手い。特に今回は石動美空役の高田夏帆の演技が良かった。

そしてホントに仲が良い人たちで。

高田夏帆「アリよりのナシ」発言動画

水上剣星のドロップキック動画

いいなあ。

【仮面ライダー】

主役のグリスは初期フォーム、グリスブリザードフォーム、グリスパーフェクトキングダムフォームそれぞれ見せ場たっぷりだったし、他のライダーたちも単独でやれる最強フォーム(ビルドジーニアス、クローズマグマ、プライムローグ、マッドローグ)で出てきたし、これこそ仮面ライダーの映画! でした。

【アクション】

アクション監督がビルド本編とは違って渡辺淳さん(ローグ役)で、グリスのスーツアクターはもちろん藤田さん。空中系のプロレス技多めで楽しかった。グリスはウラカンラナ多用してましたね。

【作品として】

あくまでもTVシリーズの後日談なので、TVシリーズを完走したファンへのプレゼントとして作られていると思いました。2回目のアンコール。平成ジェネレーションズForeverを1回目としたら、3回目のアンコール。平ジェネがスタンディングオベーションになり、Vシネ「クローズ」でも拍手が止まらなくて、客電いったん点いたのにもう一度出てきて1曲やった、くらいの。

そして、ファンへのプレゼントとして完璧な作りでした。それぞれのキャラのストーリーを綺麗に終わらせて、お約束のセリフやお約束の絡みも全部やって、笑わせて、泣かせて、最後はかっこよくライダーキックが炸裂する。そのライダーキックがまた良いんですよ。あれ、「仮面ライダービルド」のストーリーの最後の最後、この先はもう無いよという戦闘なわけでしょう。そこでライダーキック撃ってるのが、怪人たちなんですよ。最初は怪人として出てきて途中から仮面ライダーになったやつはいましたけど(チェイス→仮面ライダーチェイサー)、最後まで怪人だったやつらがシリーズ最後のボス戦でライダーキックって、快挙です。そこまで北都3羽ガラスを引き上げた武田航平、すごい。

「仮面ライダーキバ」でも、最初は変なお兄さんとして登場したはずが、中盤を過ぎた辺りから完全に物語を引っ張る存在になってますが、巻き込み力が尋常じゃない人ですね。グリスパーフェクトキングダムへの変身が役者人生最後の変身のつもりとのことですけども、そして確かに年齢を考えるとヒーローサイドでの変身はもう無いのかもしれませんが、変身しなくてもカッコいいお兄さんとして、また近いうちに劇場で見たいです。

最後まで見た仮面ライダー作品は色々ありますけども(電王、W、ドライブ、ゴースト、エグゼイド、ビルド、ジオウ)、その中ではやはりビルドがマイ・ベストですね。次点がW。

【希望】

さすがに「ビルド」の続編はもう無理でしょう。新世界編も大団円。

だから、今度はビルドチームの座組みで全く新しい世界の作品をお願いしたい。

脚本:武藤将吾
監督:上堀内佳寿也
出演:前川泰之、武田航平、水上剣星、滝裕可里、犬飼貴丈、赤楚衛二、高田夏帆(の中から出来るだけ多く。もちろん他のライダー俳優さんや、広瀬すずみたいなビッグネームもあり)

このチームだったら何でも演れると思うんで。是非。

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